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韓流バブルで観光地化が進む鶴橋コリアタウン観察・2013年版 (全3ページ)

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数年ぶりに訪れた大阪のコリアタウン鶴橋。思えば我々DEEP案内取材班の街歩きの原点ともなった場所である。戦後の闇市時代から残る駅前の濃密な市場はこの街のアイデンティティ。再開発計画もあるにはあるが、もしこの市場が無くなったら鶴橋は無くなったも同然なくらいだ。

昨今の韓流バブルが影響して様子が変わったらしく、この街の現状を久しぶりに観察しに来た。

JR大阪環状線、近鉄線、地下鉄千日前線が一堂に会する鶴橋駅は大阪市内有数のターミナル駅の一つでもある。しかしその駅前は戦後の闇市時代から続く商店街が迷路のように縦横無尽に張り巡らされた日本屈指の魔窟ゾーン。

戦後数十年の間に梅田や難波、天王寺といった大阪市内の主要ターミナル駅の殆どが再開発を受けて、駅前闇市的な物件はほぼ消滅している。しかし鶴橋だけは再開発を免れ、戦後の佇まいを今なお残し続けている。

休日には観光客が割と多くなる鶴橋駅前の商店街。チヂミ屋とかチマチョゴリ屋とかこのへんは全く代わり映えありません。相変わらずごま油臭が強く派手派手しい。

観光客も多い商店街から一転、近鉄のガード下に潜るとそこでも韓国食材を売る婆さんの姿が…この発展途上国ぶりは時代が変わっても鶴橋では何一つ変わる事がない。というかむしろ変わって欲しくない。

もうひとつの近鉄ガード下市場もやはり健在。ここは天井や通路が非常に狭いのが特徴。特に正月前の買い出しの時は人混みだらけで軽く戦争状態になる。

この辺も容赦なくキムチ屋が多く唐辛子とにんにくとごま油が混じった臭いが嗅覚を常に刺激する。パスポートの要らない大阪民国へオソオセヨ。

 

ガード下の魚屋さんも見た目普通の魚屋かと思ったら陳列されている魚がちょっと変だったりする。日本人はあんまり馴染みがないキグチですね。この魚屋では韓国風に「チョギ」と呼んでいる。韓国ではポピュラーな大衆魚。

…どうでもいいけどドアップで見てみるとグロいっすね。微妙に黄色み掛かっているのがなんとも… 

市場ガードの手前にある洋品店の店先にいるオバサンマネキン、我々取材班が勝手に「林真○美」と呼んでいるマネキンである。昔と変わらずこの場所に立っている。素晴らしい。

大阪鶴橋は金正日夫人の高英姫が生まれたコアな朝鮮人街。ハードボイルドな戦後史はさておき駅前あたりも随分観光客向けの韓国料理屋が増えた印象がある。真新しい看板の店が多いよね。

まあでも近鉄鶴橋駅のホームからも見える通りの店構えは全く変わらない訳ですが。相変わらずの路上駐輪だらけの路地と肉屋とキムチ屋。駅のホームで焼肉臭が年がら年中漂っているのは全国探してもここだけ。

正月前の買い出し時期には店先に生々しさ全開の蒸し豚ブロックや豚足が惜しげも無く陳列される。基本韓国も豚肉メインですわな。

生野区は在日コリアン人口約25%という超過密地域だがニューカマー系韓国人も非常に多い地域でもある。不法投棄を禁じる注意書きももはや韓国語でしか書かれていない。

長年再開発から遠ざけられた鶴橋駅前だが、近鉄鶴橋駅の東改札口にあった鶴橋卸売市場は高架橋耐震補強工事の名目で閉鎖。味わい深い駄菓子や乾物問屋があったんですが見納めになってしまいましたな。

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DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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