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京都駅至近のリアルパッチギコリアタウン!「トンク」こと東九条界隈を歩く (全3ページ)

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伏見稲荷大社での初詣を済ませた大阪DEEP案内取材班は、そのまま伏見街道を北上して東福寺駅前に辿り着いた。ここが今回の京都取材の目的地の一つだ。JR東福寺駅から鴨川を越えて、京都最大のコリアタウン「東九条」を散策しながら、井筒監督の映画「パッチギ!」のロケ地を回ろうという計画だ。

初詣で混雑極まる鉄道を避けて伏見稲荷大社前から二駅分歩くとおよそ30分程度。JR奈良線と京阪本線の2つの鉄道路線が平行して走る。ここまで来ると京都駅は近い。

JRと京阪の線路に挟まれた狭い区画に住宅地がある。駅からは九条通の高架下を潜らなければ入れない、ちょっと怪しげな路地だ。

2つの線路の中州地帯に取り残されたように密集する民家群。伏見街道沿いに開けた古い町の一部であるが、幾分か下町臭が漂う。

線路に面する場所はひっきりなしに電車が通るので、騒音に敏感だと住みづらそうである。それでも人によっては高架下にバラックを建てて住み着くようなのも居るし、やはり住環境の良し悪しを決めるのは人それぞれの感覚に委ねられる。

しかし京都のDEEPはまだまだこんなものでは終わらない。

伏見街道から九条通が鴨川を跨いで京都最大のコリアタウン・東九条へと続く道、車道が走る九条跨線橋の南側に平行して「東山橋」が架けられている。

東山橋から平行する「九条跨線橋」の横手を眺める事ができる。特徴的なアーチ橋であるが、昭和8年に建造されたものなのでかなり見た目にも老朽化が進んでいる事が分かる。この上にはかつて京都市電が走っていた事もあり、橋の上から見ると市電時代の名残りが今でも見られる。

この東山橋が映画「パッチギ!」のシーンで幾度となく出てきたのは映画を見ている人には分かるだろう。

ある意味京都でも最もDEEPな歴史を刻む鴨川下流に架けられた橋。その向こうにある東九条は戦後バラック家屋が集積し、特に「ゼロ番地」と呼ばれる界隈では長年インフラ整備もされず汚水もし尿も垂れ流し、スラム状態が最後まで残っていたという魔境だった。

現在それらのバラック家屋群は「パッチギ!」の映画のワンシーンで見られる程度のものすら残っていない。綺麗に市営住宅に整備されてしまっている。何事もなかったかのように鴨川の水の流れは止めどなく続く。

だが現在でもそういった時代の名残りが九条跨線橋の下に乱雑に積み上げられたバラック建ての資材置場などに見られる。この先は東九条である。まさに「リアルパッチギ」を地で行く京都駅前の超DEEPタウン。

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DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。
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