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天理教教会本部・宗教都市「天理」巡礼 (4)

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天理教教会本部の施設を一巡してきた訳だが、せっかくこの地にやってきたのであれば信者達の祈りの場である神殿・教祖殿だけに限らず神殿南側から眺める景色を是非とも堪能してもらいたい。
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神殿から南側に伸びる幅広道路の上にもどでかい「おやさとやかた」の建物がデデーンとそびえているのである。これ以上「宗教都市」の言葉が似合う風景はないだろう。日本という国家の内側に広がる、もう一つの国家を見るかのようだ。


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神殿南側の「おやさとやかた」には天理参考館や天理教教庁、天理小学校、天理大学など主に教育関連の施設が集まっている。コアな信者の家に生まれた時にはこの土地である意味「エリート教育」を受けるのだろうか。
創価学会や幸福の科学など後発の新宗教もその多くは私立教育機関を設立し宗教教育の体制を整えている。そうした新興宗教国家化のモデルケースがこの土地であるとも思える。
表向き宗教や信仰というものからはことごとく退けられた現代人が生きる中で、このような宗教都市は日本の片隅にどっこい存在しているのである。
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その反対側を向けば天理教教会本部の神殿と、その手前にある巨大な南門、両側には地方の教会名が記された紫色の幟が大量にはためいている。
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ここは未だに戦国時代なのだろうか。しかし新興宗教界にとっては混迷極まる平成の世はある意味国盗りならぬ信者獲得の戦国時代である。大量の幟の中にはちゃっかりアメリカ伝道庁、韓国伝道庁と書かれたものまであった。
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南門は高さ11メートルにも及びかなりでかい。鳥居のように見えなくもないが、天理教は厳密に神道系ではない独立系諸派であるため(設立当初は神道の一派だったが)あくまでも門であって鳥居ではない。
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その南門の右側に「天理教教會本部」と書かれた巨大な看板。この看板単体でも相当でかいはず。
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南門を潜ってから「おやさとやかた」方向に再度振り返る。なんとも美しくも壮大な宗教建築である。
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もう入信しちゃってもイイ!とは言わないが、人にとって信仰が心にもたらす作用の何たるかを再確認出来る貴重なパワースポット(笑)だ。
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一通り天理教教会本部の周囲を回ってきた。南門近くに案内地図が掲示されているのでそれを見てみる。「おやさと案内」と書かれているように、宗教都市天理の教団側の呼称は「おやさと(親里)」なのだ。親神様(天理王命、天理教の教義で言うところの天地創造の唯一神)のおられる里という意味だろうか。
まだまだ天理教関連施設がぎっしり存在しているようだが、とても一日では回りきれない。恐れ入りました。
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続いて天理教教会本部の西側から天理駅方面に向かう、長い長いアーケード商店街の存在がある。電車で来た場合はこの商店街が「おぢば」への参拝路となる。夜店の屋台まで並べられていて、新興宗教の施設というよりはどこぞの神社か寺の門前町の風情すら漂っている。
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天理教から天理駅へ続く「天理本通商店街」。なんと全長1キロに渡って全蓋式アーケードが連なる、かなり立派な商店街だ。天理市なぞ奈良の果ての田舎だと思ってたがとんだ認識違いだ。
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天理駅から天理教教会本部までの道のり、商店街に沿って沢山の商店に混じって土産物屋や信者向けに宗教用具を売る店などが点在している。
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しかしそこには「読んでますか陽気」の一文が…
「陽気」とは天理教の機関誌。「陽気ぐらし」が天理教における信仰のキーワードである。
天理では商店街ですら天理教を中心に回っているのだ。
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DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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