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大阪下町の台所「千林商店街」 (3) 今市商店街

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スーパー「ダイエー」創業の地、千林。
安売り王と呼ばれた男・中内功氏の伝説の地も、いまやパチンコ屋がデーンと建っているというお粗末な状況に堕しているのが平成日本における千林商店街の現状。
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そのパチンコ屋の正面から今市商店街というもう一つの商店街が北へ向けて伸びている。少しその辺も見て行く事にしよう。


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正確にはパチンコ屋のある旧トポス前から今市商店街の間に短いアーケード商店街がある。
ここは「千三商店街」と呼ぶらしい。
路地裏の市場と同じくここも生鮮食品店が目白押しである。パチンコ屋は明らかな門外漢。
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これなんか「バラエティーショップ」と言いたかったのかも知れないがエがイになってしまったパターンである。バライティーと発音すると、どこか大阪弁チックですね。
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千三商店街を抜けると今市商店街が南北に続く。千林商店街のアーケードと全て繋がっているので、一つの巨大な商店街といった印象が強い。雰囲気も似通ってるし。
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あとなぜかキムチ屋がやたら多いんですが(笑)パチンコ屋とキムチ屋の看板が隣り合ってるなんて、なんか鶴橋みたいになってきたな。大阪は確実に大阪民国に生まれ変わろうとしています。本当にカムサハムニダ。
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先程のパチンコ屋がアーケードの上にデデーンと垂れ幕広告ぶらさげてパチ狂いの貧民を囲い込もうと必死。
そういえばこの店ではないが、2010年5月に千林のパチンコ屋で「生きるのが嫌になった」と通り魔的犯行でプレイ中のオッサンを刺し殺して捕まった奴がいた(→詳細)。大阪は人情の街であり刃傷の街でもある。パチンコ屋で遊ぶのも命懸け。
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狭い路地のアーケード街に昔ながらの家電屋がド派手なPOPとともに商品を陳列している。老いてなお盛んと言わんばかりだ。大阪市内でもこういう風景が見られる所はだんだん少なくなっている。
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大阪の商店街ならどこでもそうだが、こんな狭い路地でも誰一人として自転車を降りようとはしない。買い物客がごった返す中を器用に掻い潜る自転車に乗ったオッサンオバハン達。もしぶつかっても謝りもしません。あまつさえベルを鳴らして「どけ!」言うてきますさかい。
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今市商店街も千林に近い側は比較的賑やかなのだが少し離れるとにわかに寂れっぷりを見せる。やっぱり今市商店街だけにイマイチのようです。
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トポス跡から北側は全く雰囲気が違ってくる。人通りも少なく、シャッターが閉まったままの店がちらほら出始める。これはこれで風情があって良いのだが。
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非戦災地区だけあって戦前から残る商店も多いのが素晴らしい。完全にオールドタウンで商店街の新陳代謝が止まったままになっている訳だが…珈琲館と書かれた小さな喫茶店もチェーン系のアレではなく個人商店でした。
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すっかり店を閉めたまま何年も経っているせいでアーケードにぶら下がった店名看板も真っ白なままの所が目立ってくる。さすがイマイチ商店街やな。

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DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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