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天王寺寺町巡り (4) 「連絡まつ村」多発地帯

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大阪市内唯一の天然滝と清水の舞台がある清水寺を後にし、さらに上町台地に沿って寺町を北上する。再び清水寺の門前まで戻ってくるとそこはしなびた住宅街。
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寺町の名残りだろうか、えらく古い石垣の土台がアパートの下に残されていた。土台を含めてその上のアパートのオンボロっぷりも凄まじいものがあるが、次に地震が来たら多分アウトだなあと思いながら見ていたら、アパートの脇に取り付けられた雨どいに変なシールを見つけた。


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何者か分からない老人男性の顔写真とともに「連絡待つ」もしくは「連絡まつ村」と書かれた怪文書ならぬ怪ステッカーがびっしり貼りつけられていたのである。誰が何のために貼り付けたのかも不明で、大阪ミステリー現象の一つに数えられている。同じステッカー群は大阪市内各所で見かける事が出来る。
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再び上町台地の下から回り込むと今度は清水坂がある。最近整備されたせいかやけに小奇麗な階段坂だ。
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この坂を登るとそのまま谷町筋に出るまで脇道がないので、昇りきらずに引き返す事にした。
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上町台地を隔てて崖下はおしなべて大阪のデフォルト下町的光景が続いている。しかし上町台地の上に乗っかっているのは大阪市内髄一の文教地区であり、帝塚山に次いで平均所得の高い住民が多く住んでいる地域だ。この落差もなかなかインパクトがある。
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さらに住宅地を進むと今度は愛染坂がある。清水坂の名が清水寺から取られているように、愛染坂の上には「愛染さん」と呼ばれる勝鬘院愛染堂がある。
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そして坂の隣には大江神社の鳥居と参道の階段が続いている。
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愛染坂は清水坂とは違ってずるずるとスロープ的な坂道が続いている。この二つの坂に挟まれてあるのが大阪星光学院中学校・高等学校。大阪では偏差値トップクラスの有名進学校である。北側の石垣は大江神社。
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そしてこの坂の周辺にも「連絡待つ」のステッカーがこれ見よがしにベタベタ貼りまくられていたのだ。わざわざステッカーまで作って貼りつけてまで何がしたいのか意図がわからず物凄く不気味である。
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あまりに密度が高いので、もしかするとこのステッカーの顔の主が近くに住んでいるのかも知れないが詳細は一切不明。
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借金取りの嫌がらせではないかという仮説が現在の所有力視されているらしいが、確たる証拠もないのでもはや都市伝説の領域である。
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愛染坂の上まで登るとその隣に大江神社の鳥居と、向かい側に愛染院の山門がある。愛染坂の手前に車止めがあって、自動車の通行が出来ない。
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大江神社境内。ここまで来ると最寄り駅は天王寺でなく隣の四天王寺前夕陽ヶ丘駅となる。この長ったらしい駅名も天王寺区夕陽丘町という地名から来ているが、大江神社の上から見える夕日がその地名の由来となっていて境内に碑もあるらしいが、見落としてしまった。

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