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大阪市立阿倍野防災センター

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大阪市が5800億円掛けて街づくりをやっちゃった「阿倍野再開発地区」に建つ大阪市の体験型防災施設「大阪市立阿倍野防災センター」などが入った香ばしい建物「あべのフォルサ」の中に潜入してまいりました。

あべのフォルサ

ちなみにこの「フォルサ」とは、イタリア語で「強い」とか、そんな意味だとか。防災拠点らしい名前にしたわけだな。大阪市の防災拠点として、この場所に市内の防災物資の2割がこの建物内の備蓄倉庫に入っていて、大災害時は30万人分の食糧を配給できるという。

そうなんです、備蓄倉庫なんです

大阪だけではなく周辺の町の大災害にも応対しており、過去には福井の豪雨災害で救援物資を運ばれたこともある。贅沢三昧のハコモノでも役に立つ時は立つこともある。ただし近所の西成のオッサンに配給する食糧は備蓄されていません。


あべのフォルサの中は完全に市の施設である。

あべのフォルサ

阿倍野区民のスポーツ施設「大阪市立阿倍野屋内プール」、大阪市民の防災意識向上のための施設「大阪市立阿倍野防災センター
大阪市民の非常用食糧を備蓄する「大阪市阿倍野備蓄倉庫」
そして一番下に「大阪市職員研修所」と書かれている。

フォルサ屋内

やはり中はがらーんとしている。

時折一般人が訪れるが、たいていはこの建物の5~6階にある「阿倍野屋内プール」へ向かう健康的な市民である。

この建物の外の隅のほうに、冷たい雨が降っているのにも関わらずホームレスのオヤジが眠っているのが見えた。

フロアガイド

7階建てだが全部市の施設だというのはこれを見ても一目瞭然。

この近くの「あべのベルタ」の南隣には、同じく阿倍野区の区民センターおよび阿倍野図書館の建物もあり、そちらにも106億円もの建設費用を出している。全部どちらかにひとまとめにすればいいのになぜ別々に建てるのだろう。

これだけスペースを余らせておいては勿体無いとしか言いようが無い。本当に無計画である。

3階の阿倍野防災センターに入ってみた。

阿倍野防災センター

ここは市民の為の施設として置いてあるので、入場料の類も必要なく、あべのフォルサの駐車場も大阪市内では珍しく無料で料金ゲートすら置いていない。ここの目玉は地震体感マシーン。阪神大震災など、大規模な地震の揺れを忠実に再現して、直接体感ができる。

体験申込みを行えば予約不要で誰でも利用できる。当然全てが無料。


マシーンの揺れが本物を再現しているだけあって、怪我をしないように手すりに捕まるなど、そのへんの注意はしっかり行われる。調子に乗ってたらすっころんでしまう。
個人的には家具とかも置いて所帯じみた内装が欲しかったが、まあそれはそれで危ないし。

大阪市の施設なので中に居る職員で歳の行った人はやっぱり市職員か、天下りOBなのだろう。
手元のカメラを取り出すと、ご機嫌よく「兄ちゃん、こっち来て撮ったらええよ」と私を誘導してくれた。

地震体験中

地震体感マシーンの上でおっちゃんおばちゃんが揺れてます。

「南海電車ちゃうで、南海地震やで、アヒャヒャ、ドヒャヒャ」
災害に鈍感な大阪人はいたって呑気だが、これが神戸の人だったら笑いながらこんな機械には乗れない。

4つの体験コース

なお、防災センターの体験プログラムには4つの体験コースが用意されている。地震体験だけでなく煙の中を避難したり、初期消火の訓練ができたり、まあ、いろいろである。いざ災害が起こったときに頭で分かっていても身体は全然動かないものだ。こうした、身体で学習できる施設は重要である。タダなんだから、いいとこずくめだ。

しかし大阪市民へのアピールが下手くそな大阪市。まだ多くの市民がこの施設の恩恵にあずかっていない。なので、ウチのページから紹介しておきました。

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DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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