この記事を人に教える

天王寺寺町巡り (2) 安居天満宮

この記事を人に教える

【キュレーションメディア等、他サイトへの記事中の文章・画像無断転載厳禁】

一心寺を出て、寺町が形成されている上町台地を北上しながら散策する事にした。道を挟んだ向かいに出たが、正面にやたら奇妙な公園があるのが見えた。
106-62.jpg
公園の周囲がフェンスに遮られて一切入る事が出来ない謎の公園である。その名も「逢阪公園」。
さすが日本最強のホームレスタウン「釜ヶ崎」に隣接している土地柄でけあってホームレス排除を目的に閉め切ってしまっている公園は多い。他にも西成公園とか萩之茶屋北公園とかね。


106-63.jpg
試しに横っ側に回ってみたが、やはり公園の中に入るのは無理のようだ。すっぽりとフェンスで覆われた公園の中は別に普通の児童公園でしかない。あまつさえ扉には南京錠ががっちりはめこまれていて部外者立ち入り禁止状態。なんなんだこの公園は。
106-65.jpg
逢阪公園は路地の奥まった所に結構な面積を持つ公園である。よく見ると滑り台など遊具も見える。完全閉鎖という訳ではなく時間帯で開放しているようだが、それにしても異様な光景だ。
106-64.jpg
当サイト管理人の逢阪とは一切関係はありません(笑)
106-66.jpg
そんな奇妙な公園に隣接して「安居天満宮(安居神社)」の入口が通りに面している。神社の入口としてはかなり微妙な趣きだが、ここが正門ではないからだ。大阪天満宮と同じように学問の神様菅原道真公を祀る点は同じだが…
106-67.jpg
神社の看板や幟には「真田幸村戦死の地」と書かれている。神社自体の創建年代は不詳だが言い伝えによれば菅原道真公が太宰府に左遷される道中に風待ちの休息を取ったともされ長い歴史があるのは確かなようだ。
106-71.jpg
境内に入るとその先にこじんまりとした拝殿がある。先程の一心寺と比べると嘘みたいに参拝者の姿もなくあまりに静か過ぎる。
106-68.jpg
で、拝殿横には真田幸村公の像とともに石碑まで置かれていた。大阪夏の陣で徳川軍に追いつめられてここで討ち死にした訳ですね。
106-69.jpg
実際にこんな格好をしていたかどうか知らんが呑気そうな顔で台座の上に座り込む真田幸村像。
106-70.jpg
この神社では毎年5月に幸村祭が執り行われるらしい。まあそれ以外は特に見るものもないので、お参りを済ませて境内を出る。
106-72.jpg
境内から西側には上町台地の崖線に面して大きく景色が開けている。江戸時代の宝永地震(2011年3月の東日本大震災が発生するまでは日本最大級の地震として記録されている)ではこの階段の真ん前まで津波が来た事があるという話が先日テレビで放送されていた。
ちなみに古墳時代あたりになるとこの先はずっと海だったそうだが今では想像できん。
106-73.jpg
一度階段を降りて下から回り込むとすぐ北側に天神坂がある。天王寺の寺町巡りは寺院と坂道が交互に繰り返される散歩道。大阪髄一の歴史散策コースである。
106-74.jpg
天神坂の脇にはいかにも人工的なせせらぎが造られている。大阪市内では珍しく湧き水が出る土地という事は聞いていたがもしやこれが…
106-75.jpg
…そう思って坂を登っていくとそこにはジジイの小便みたいにちょろちょろ流れ出すせせらぎの源流へ辿り着く。ついでに案内が書かれた碑も用意されている。
106-76.jpg
「古くからこのあたり周辺には天王寺七名水と呼ばれる良質の湧き水がありました」との説明文に納得したのも束の間、ただの人工のせせらぎである事が判明する。
「この施設は、当時の湧き水のふんいきをこの地に再現したものです。」
ふんいき(なぜか変換してない)!!
これが大阪市クオリティ…

珍寺大道場
珍寺大道場

posted with amazlet at 11.04.15
小嶋 独観
イーストプレス
売り上げランキング: 298303
ワンダーJAPAN (2) 2006 SUMMER
三才ブックス
売り上げランキング: 42430
The following two tabs change content below.
DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
タグクラウドから記事を探す
スポンサーリンク
DEEP案内編集部のnote

知ってました?DEEP案内編集部のnote

ネット上で大っぴらにするのはちょっと憚られる内容の記事は「DEEP案内編集部のnote」で書く事もたまにございます。全て100円からの有料記事となっておりますので興味のある方のみご利用下さい。

この記事を人に教える

スポンサーリンク
トップへ戻る