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大阪裏ターミナル「上六・谷九」 (2) ○○の王将

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闇市の歴史が今も残るダークな街、上本町。
「うえほんまちハイハイタウン」を中心に、上本町界隈はターミナル駅とは思えない裏寂れた姿を見せ続ける。戦後のドサクサで三国人が不法占拠をしたと言われている土地は日本各地に無数にあるが、この街の異様な光景は探せば探すほど掘り出し物のように出てくる。
少し谷町筋側に歩くと、路地裏にのっけから崩壊した廃屋が野ざらしにされている。
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本当に駅のまん前だというのにこれはねーぞ。
完全に崩壊してしまった日本家屋は、恐らく戦前に建築されたものであろう。
崩壊のあまり、危険防止の囲いがされている程の勢いだ。
一体どうなっているんでしょう。


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同行者である天王寺区在住の某主婦が少々事情をご存知だった。
この建物は競売物件になっているのだが、かなり曰くつきの物件らしく、こんな一等地にも関わらず何十年間買い手がつかないとのこと。
酷くミステリーで、戦慄すら覚える。
まるで、買った人が呪い殺されそうな土地だな。
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その廃屋の脇から生える、名前も知らない樹木は我が物顔でその土地を覆うかのように堂々とその立派な姿を晒していた。ちなみにこの隣もパチンコ屋。一体どれだけ曰くつきの土地なんだか。
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何の木で、何の実なのか良く分からないが、鈴生り状態だ。この木の名前を知っている人、教えてください。名前も知らない木ですから。
ちなみに、この界隈にはもう一つ香ばしいエピソードがあるのだが、この廃屋の斜向かいに上六では有名な某天麩羅料亭がある。
この店の隣の土地で、天麩羅料亭のご主人の許可もなく勝手にペンシルマンションが建ちそうになって、突然の基礎工事で周辺の土台が崩されて店舗家屋が壊されるかも知れないと、えらいトラブルになった事があった。
なぜそんな事を私が知っているかというと、毎日放送「VOICE」が報道したからである。
その時の映像に記憶があったからだ。
裁判沙汰になったのか知らんが、隣の土地は、結局コインパーキングだ。
本当にこの界隈は呪われた土地のようだ。
今度は上町筋を東側に入り、近鉄上本町駅の裏手に出る。
日本一の路線長を誇る私鉄のわりには地味な近鉄本社のビルの真裏に、凄まじい店がある。これも、天王寺区在住の某主婦の案内で連れてもらったのだが。
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これが問題の物件である。
「○○の王将」とある。
ん?!
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「○○の王将」!!??
その、何かを必死で隠したい一心で真っ黒に塗りつぶした二文字には「餃子」の字が入るのだが、これは一体どういうことなのか。
それ以上に店の前の乱雑具合が半端なく凄い。大丈夫なのか?!
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この「餃子の王将」上六店。あの有名な中華料理チェーン店の「餃子の王将」の一店舗のはずだが、公式ホームページの店舗案内にも上六店は掲載されていない。(但し、上本町ハイハイタウン店は掲載されている)
どういう経緯なのかは知らない。しかし、この店は間違いなく「餃子の王将」の黒歴史そのものなのだろう(笑)
よくわからんが、「食は万里を超える」という程の超多店舗展開の中華料理チェーンという名の「万里の長城」の、崩壊してしまった城壁の残骸とも言うべき存在か。
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それはいいが店の玄関からしてこれはないだろ。生活用品から猫の餌皿、蓋の開いた食用油のボトルからトイレットペーパーまで積まれた調理台に驚愕。ここは一体何屋なんだよ。
店の奥では常連らしきオッサンと店のマスターらしき夫婦が談笑している。二階席もあるようだがとても「一見さん」を受け入れてくれそうな雰囲気ではない。
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この堂々の店構え!!!!
業務用冷蔵庫に家財道具詰め込みすぎ!!!!
西成区潮路にある、大阪DEEP案内が「最強」と認定している中華料理屋「大阪飯店」とタメを張れそうな勢いである。
こんな中華料理屋の存在自体が凄まじいが、それも駅のまん前にあるという事実も見逃せない。まあ、隣は日本最強のコリアタウン「鶴橋」なのでこのくらい常識なのかも知れないが。
つくづく上本町はDEEPだ。
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そんな「○○の王将」に隣接して「上六温泉」という、いい感じにくたびれた昭和の銭湯がある。近鉄社員御用達だそうで。真裏が本社ビルなのね。
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銭湯の横っちょには、そこも時間が止まったままのようなコインランドリーがひっそりと。中に入ると、大昔に「スペースインベーダー」の筐体があった頃の場末のゲームセンターの中に入ったような、なんだか臭い匂いが漂ってきた。
これは紛れも無く昭和の匂いだ。懐かしいが臭い。
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こんな銭湯やコインランドリーが運営できてるくらいだから、さぞかし近所には風呂なしアパートが沢山あるんだろうなぁ、と想像してしまう。そういえばやたら家賃相場も安いのが気になる。
天王寺区は大阪でも有数の文教地区のはずなんだけどなぁ。やっぱり変だぞ?!
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DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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