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岸和田だんじり祭 (2)

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岸和田の町中で行われるだんじり祭。2日間の開催でおよそ60万人もの観客が訪れるという恐ろしい祭りだ。
南海岸和田駅から海寄りに歩いていくと「カンカン場」と呼ばれる祭り会場の中心区画がある。豪快なやりまわしが見られる祭りのメインスポットであり、仮設の有料観覧席まで用意される熱の入れよう。

岸和田だんじり祭レポートの続編です。初めからお読みの方はこちらからどうぞ

仮設スタンド



…まるでF1のスタンドみたいだ(笑)

この観覧席、値段が張る上に入手も困難とのこと。(詳細:岸和田市HP
「カンカン場」のカンカンとは秤の事で、昔、船の積荷をこの場所で計っていたことから来ている。
ちなみに正面のでかいショッピングモールは「岸和田カンカンベイサイドモール」である。

だんじり

人多過ぎ

観客が多すぎるのもあるが、祭りに参加している町人の数も半端なく多い。岸和田市民総動員状態。

だんじり

だんじりの屋根の上は建物2階よりも高いくらいの位置にある。あんなところを飛んだり跳ねたり。命懸けてますなぁ。

やりまわし

だんじりの上の人

だんじりの上の人

向かいの大きなマンションは祭りを見るためだけならまさしく特等席扱いだ。マンションが完成して売りに出された時、速攻で完売したそうです。

だんじり

だんじり

カンカン場周辺は人多すぎのため、道路をまたいだ往来はほぼ不可能。すぐ向かいのカンカンベイサイドモールに買い物に行こうとすると思いっきり迂回して人ごみを掻き分けながら進まなければならない。地元民は祭り前日までに日常の買い物を済ませておかなければエライ事になりそうだ。

ウンコついてます

沿道には凄まじい数の出店も出現する。いたずら防止のためとはいえ注意書きに「ウンコついてます」はないだろw
さすが泉州クオリティである。

花代御礼

岸和田市民にとって「だんじり」は町の華、町の命。「花代」と称して町内全域に寄付金を募り、だんじりの修理や維持費、開催費用から引き手の飲食代やらその他もろもろの用途に宛てている。

個人だと大体千円から一万円程度である。地元の青年部などが片っ端から民家を回りながら集めているそうだが、地域のしきたりを知らない人間や、お金を取られることに反発する住民との間で度々トラブルになることも多いそうな。

だんじりスタンバイ中

昼間の威勢強いだんじり曳行は夕方5時には一旦終息。すると各町のだんじりは一斉に夜に向けスタンバイを始めるのだ。
夜の「灯入れ曳行」のために、だんじりに電飾のついた提灯を飾る作業を始めるのである。

上町のだんじり

こちらは上町のだんじり。

上町のだんじり

だんじりは「土足厳禁」でもあるが「女人禁制」でもある。男しか乗る事ができない。
欅で作られただんじりには女神が宿ると言われているそうだ。えー、女の上に女が乗ってはいけないということでしょうかw

上町のだんじり

このだんじり、まるっきり新しく作り直す場合は1億円以上もの費用が掛かるそうである。もはやベンツ一台とか家一軒が建つレベルではない。一本の欅の木からこれほどまでに緻密な彫り物を作り上げる手間を考えるだけでも、気が遠くなる。

いまの日本社会を考えると、少子高齢化で、古いしきたりや祭礼はことごとく衰退する一方だが、岸和田だんじり祭は例外。むしろだんじりの数、増えてますから。今年から、さらに南上町がだんじりを購入して入魂式を済ませ、祭りに新規参入している。

メイン道路

いよいよ日も暮れてきた。祭りも盛り上がり、酔っ払いやDQNの数が心なしか増えてきたぞ。ここからが泉州岸和田の本領発揮や!

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参考記事
岸和田だんじり祭 – Wikipedia
地車 – Wikipedia

参考になりそうな書籍

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DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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