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淀川河川敷を歩く (1) 赤川・城北公園編

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大阪市内でも唯一自然が残る場所として辛うじて自慢が出来るのが淀川の河川敷だろう。川の汚染も一時期よりは比較的マシになったし、そこには数多くの魚や野鳥、野生動物、そしてホームレスを見かけることができる。

「大阪DEEP案内」ではこれから数回に分けて淀川河川敷の多彩な姿をカメラに収め、記録していこうと考えている。

赤川鉄橋

まず最初に訪れたかったのは、淀川に架かる数多くの橋の中でも、歩行者しか渡れない謎の橋があるということを聞きつけてやってきた「赤川鉄橋」だった。正式名称は「城東貨物線淀川橋梁」。長さ610メートルのトラス橋で、大阪市東淀川区東淡路と都島区大東町の区間に架かっている。



城東貨物線

正確にはJR城東貨物線の橋であるが、今までは輸送量からして単線で十分利用できていたため、本来複線にするつもりで余ったもう片方のスペースを、暫定的に人道橋として使っているものだ。
歩行者や自転車が通り抜けるその真横を通り抜ける貨物列車。そんな変わった光景が見られるのは珍しい。
そういう事で見にやって来た訳だが…

赤川鉄橋を見に来るのに電車の駅は近くにはない。市バス利用で、東淀川区側なら「東淡路一丁目」バス停を、都島区側なら「赤川三丁目」バス停を降りると近い。私は寄り道ついでに、その先の「城北公園前」で下車した。

城北公園

城北公園は大阪市旭区生江にある。市内最大の菖蒲園「城北菖蒲園」が有名で、毎年6月頃の開花時期になると市バスの臨時便が出るなどして賑わっているが、普段はヒジョーに閑散とした寂しい公園だ。

蝉

しかし大阪のセミはなんでこんなにうるさいねん!と言いたくなる位に激しい鳴き声を挙げるのだが、大阪のセミに大阪人気質が乗り移ったとかそういうネタではなく、単にうるさいセミの代表格「クマゼミ」が圧倒的に多いからだというのだ。大阪はクマゼミ大発生の地。(詳細

産卵期のクマゼミが、木の枝と間違えて、「光ファイバーケーブル」に産卵の為に「産卵管」と呼ばれる針を突き刺してしまうせいで、ケーブルが断線してしまうトラブルが続発しているというのだ。(記事
大阪のセミの生態にご興味のある方、大阪市立自然史博物館で「世界一のセミ展」が開催されてますよ。9月2日まで。

廃車

しかしこの辺の市営住宅の荒れっぷりもなんとかならんもんだろうか…思いっきり廃車が野ざらしになっておりますが。

看板

なんだか訳がわからんが「統一と団結で勝利しよう」と書かれた謎の看板。何に勝利したいのかよくわかりませんが時代を感じさせる看板です。

落書き

しかもこんな下品な落書きまで…言葉を失うぜ。

淀川河川敷に上がると、そこには大阪の狭苦しい街とは無縁の広々した空間があった。

菅原城北大橋

目の前に架かる大きな橋は「菅原城北大橋」。ここは大阪市には「なみはや大橋」と並んでただ2つしか存在しない有料道路になっている。1989年に完成したが、橋の建設事業費が不足しており、その分を起債により賄ったため、25年間は有料道路として事業費の償却を目指している。自動車は100円、原付は10円。歩行者自転車はタダ。

しかし周辺にはDQN人口が多いのか、日常的に原付の通行料を踏み倒す利用者ばかりで困っているという話も「MBS VOICE」で報じられているのですが(笑)

城北ワンド

この周辺の淀川河川敷には、「ワンド」と呼ばれる池のような潅水域が多く存在している。これが実は生物の生存に適した場所で、ことごとく自然の少ない大阪の中でも、とりわけ珍しい野生の楽園になっているのだ。

明治時代に行われた淀川の大改修工事で生まれたと言われ、当初は蒸気船の通行のために淀川の水深を保つ必要があり、川の両岸に水の流れを制御する「水制」を設置していたものが、そこに徐々に土砂が堆積して池のような姿になった。イタセンパラという希少魚がいることでも知られている。

さて、城北公園から下流に500メートルほど下った場所に今回の目的地「赤川鉄橋」がある。

赤いのれん

赤川鉄橋のまん前の堤防下には、なぜかラーメンの屋台がずらりと並んでいる。ラーメン基地?

ラーメン屋台

とはいえここでラーメンを食えるわけではないので…
次は「赤川鉄橋」を渡ってみることにします。

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参考ページ
淀川河川事務所 淀川のわんど
MBS VOICE:憤懣本舗「通行料10円!だから…」
城北菖蒲園

参考になりそうな書籍

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DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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