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戦争遺跡 西淡路高射砲跡住宅 (1)

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大阪市東淀川区。大阪市の北東部に位置し、市営地下鉄ではなく阪急電車が住民の足となっている下町だ。
去年に「今里筋線」が開通したが、東淀川区民の大半はあまり利便性に違いはないので、相変わらず阪急電車が住民の足である。

高射砲跡住宅

東淀川区の下町、淡路の住宅街の一画に、戦争遺跡をそのまま住居にしてしまったというとんでもない家があると聞きつけてやってきた。



戦時中に大阪市内の各所に作られた高射砲陣地。それらはB29に応戦するために作られたわけだが、終戦後は全て無用の長物になり、戦後の住宅難も相まって、そこで暮らす人が現れた。そして現在では大阪市内で唯一残る「高射砲跡住居」として東淀川区西淡路5丁目にある4基が残るのみとなった。それらは民家や倉庫などに使われている。

阪急淡路駅前

高射砲跡住居の最寄り駅は、阪急淡路駅。阪急京都線と、分岐する千里線、地下鉄堺筋線への乗り入れ線が十字に入り乱れる。最近になって特急電車まで停車するようになったが、便利になったのかとろくさく感じるようになったのかは使用者の意見が分かれるところである。で、駅を降りると、いきなりベタな下町の商店街だったりするのだ。

駅の北側、淡路商店街の途中を右に抜けると、なにやら凄まじい物件を見つけてしまった。

福崎直流銀イオン治療研究所

「福崎直流銀イオン治療研究所」と名乗る謎の医療?施設。
「肩こり腰痛 一発!!」と書かれています。

福崎直流銀イオン治療研究所

見るからに年季入りまくりの建物を見るだけでもビビるが、昭和15年創業と書かれているので無理もない。
今のご時世「マイナスイオン」とか「血液サラサラ」とかわけのわからん言葉が独り歩きしている中、「銀イオン治療」などという言葉は見た事も聞いた事もないのだが(ちなみにGoogleで探しても出てこなかった)謎が謎を呼ぶ医療施設である。

猫

謎の銀イオン治療研究所施設を呆然と眺めていた私の前に突如現れた猫。

ゴロニャーゴ

人様の膝にスリスリ、ゴロニャーゴ。エサねだってるのか?

ゴロニャーゴ

ゴロゴロニャーゴ。毛並みを見てみると、これはアメリカンショートヘアである。どう見ても生まれつき野良猫ではなく途中で飼い主の勝手で捨てられたものだろう。両目が白内障を起こしていた。可哀想。

男前な猫

猫と戯れるのも程々にして、目的の高射砲跡住居を見に行くことにした。

住居

その高射砲跡住居、全く住宅街の中に隠れてしまっているので、下手をすると見過ごしてしまいそうな場所にある。
発見した瞬間、きっと感嘆してしまうことだろう。

>後半へ続く。

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DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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