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再開発 変わりゆくキタ・梅田

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大阪の地元民の間では、2つの中心繁華街、梅田・難波エリア周辺に対し「キタ」「ミナミ」という呼び方が定着している。いつ頃から定着しだしたのか定かではない。

「ミナミ」は、道頓堀やなんばグランド花月など、それこそテレビで喧伝されつづけているステレオタイプでコテコテな大阪の繁華街といった感じの所で、庶民感覚でごちゃごちゃした街というイメージだ。さらに南に行くと新世界や天王寺、西成があるが、ミナミ以上にコテコテでディープな街が広がっており、これらを「ディープサウス」と呼ぶ者もいる。

キタは表向き洗練されてる?

それに対し「キタ」は、そのような「大阪臭さ」をあまり感じない、ある意味「普通」の繁華街だという位置づけになっている。そしてJRと阪急で梅田にやってくる郊外の住民がとても多い。通勤客が多く住んでいる北摂エリアは、他地方からの転勤組が多い土地柄だ。確かにそういう人口が多いと大阪臭さは薄れてしまうものかも知れない。

神戸・京都に電車一本で行けるのも、梅田の特徴でもある。そして神戸も京都も、大阪にはとても近いのに、大阪とは明らかに距離を置き、一線を引いた街だ。



待ち時間表示付信号

JR大阪駅を降り、南口を出ると、阪急百貨店の建物があり、その中に入ると阪急電車乗り場に続く道がある。
その道の手前に広い横断歩道がある。ここに、大阪人が「せっかち」だという評判を世に広めた「待ち時間表示付信号」が付いている。

横断歩道

今ではどこの街の繁華街に行っても普通に見かけるようになったんじゃないか?と思えるのだが、とりわけ大阪にはどこに行っても待ち時間表示信号があるわけでもなく、また、その発祥もよくわからない。

ハト注意

この信号で待っていると、たまにハトのフン攻撃を受けてしまうことがある。
信号の横にある歩道橋に登る階段が、ハトに占領されているためだ。この状態は私が物心付いた頃からずっとこのままだ。

ハト注意

周辺のホームレスなどがハトに餌を撒いているからだろうと思う。
このあたり、凄まじい数のホームレスが居る。昔から凄かったが、ここ数年でさらに目立つようになった。

建替え工事が進むJR大阪駅

梅田周辺の再開発が、物凄い勢いで進んでいる。
現在、JR大阪駅が大阪駅ビル新築工事の準備のために徐々に駅ホームを作り変える工事を行っている。

隣の阪急百貨店も、モダンな建築が消えるのが惜しまれつつも老朽化が進んだために半分解体され、建て替え工事が続いている。

西梅田の再開発ビル

大阪に増え続けるホームレス、梅田界隈に寝泊りする彼らを横目に、格差社会を物語るように、目と鼻の先に高級ホテルやブティックが立ち並ぶ西梅田エリア。

西梅田の再開発ビル

「ハービスエント」など、高級ブティックが立ち並ぶおハイソエリアに変わった。実感できなくとも、景気は確かに良くなっているようだ。


梅田最後の一等地(梅田スカイビルから撮影)

そして梅田の再開発計画の核心となるのがJR大阪駅北に残された広大な旧梅田貨物駅跡の空き地。
「梅田北ヤード」24ヘクタールのうち大阪駅に近い7ヘクタールで既に先行開発が進められており、近いうちに大変貌が予測される。

再開発地区には新駅も出来る。ここには現在の地下鉄四つ橋線が西梅田から新駅を経由して十三まで延伸することが話し合われている。(→記事

整備計画については再開発1期事業が完成する2011年以降ということなので、相当先の話になりそうだが。

ヨドバシカメラ・マルチメディア梅田

既にそこにはヨドバシカメラの超巨大店舗「ヨドバシカメラ・マルチメディア梅田」が鎮座している。
東京資本で、さらに秋葉原にも同じく超巨大店舗を抱えるヨドバシカメラ。この店の存在一つで、大阪の電気街・日本橋は急速な衰退を迎えつつある。

大阪において長らく、家電販売と言えば店員との値切りの駆け引きが通例になっていたが、それももうじき通例では無くなりそうだ。商人の町、コミュニケーションの町だった大阪でも、コミュニケーションが希薄な現代が家電販売の現場をも変えたのかも知れない。ポイント制が面倒臭くなくて支持される時代なのだ。

ジョーシンやニノミヤといった関西資本は危機的状況を迎えていて、それらの日本橋の店舗は軒並み家電量販店からオタク向けホビーショップに鞍替えを始めているが、ニノミヤはこの間力尽きてしまいましたね…ご愁傷様です。

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DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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