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探訪・平野郷 (3) 全興寺ほとけのくに編

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平野郷レポートの続編です。初めからお読みの方はこちらからどうぞ

ボタンを押すと、地獄堂を取り巻くサラウンドの轟音と共に閻魔様の横のスクリーンから次々と地獄絵図が映し出されます。このへんは撮影してませんでした…ぜひ、お寺に行ってから見てね。

地獄の裁判官

この通り、10名もの地獄の裁判官もいる。


舌を抜かれるぞ!

鬼さん

奪衣婆

嘘をついたら舌をひっこぬくぞ、オラァ!とばかりに突っ立っているのは三つ目の鬼と奪衣婆
鬼は舌を引き抜く係だからわかるが、隣のババアは何だろうなと思ったら、これも役割がございまして、死者の衣を剥いで、三途の川に生えている木にかけて罪の重さを計るのだとか。

私なんかでは、重すぎて木が折れそうですな。(゚∀゚)アヒャヒャ

地獄堂は教育施設です

しかしお寺からのメッセージは至極真面目なものだ。
地獄堂は、子供達に「悪いことをしない」「自分の命を大切にする」ことを説くための場だという。
恐ろしい閻魔大王の姿は、本来はお地蔵様の優しい心の現われなのだと。

少しホッとしましたね。

ところで「地獄の釜の音が聞こえる不思議な石」と書かれている。一体何だろう。

地獄の釜の音が聞こえる不思議な石

うーーーーん、ビミョーな穴です。
それでも「穴があったら入りたい」のはなんとなく男の本能ってものです。
それでは入ってみます。

なんか汚いものが見えただけで何もありませんでした。

本堂

地獄堂にはしゃぎすぎてすっかり忘れていたが、こちらがご本堂となる。

弘法大師像・納骨堂

その横には弘法大師像と納骨堂が。

ほとけのくに

そしてさらに境内の一番奥には「ほとけのくに」と書かれた怪しげな入口が!
入ってみると、その先は地下式の部屋になっている。微妙に涼しいっす。

瞑想するも良し

地下空間の部屋の周囲に巡らされた石仏は四国八十八カ所霊場各寺院のご本尊と弘法大師像である。その中央の床は曼荼羅が描かれたステンドグラスになっている。ここで瞑想するも良し。しばしひと時を…と思ったら子供がキャーキャー言いながら入ってきた。修行にならん!

手すり部分には四国八十八ヶ所の砂が!

危うく見逃してしまう所だったが、手すり部分には四国八十八ヶ所の砂が入っていた。こんなところまで芸が細かいのが全興寺の凄いところ。

涅槃仏?

最後には「涅槃堂」。涅槃に入るお釈迦様の姿が総ガラス作りで横たわる。背景が光って幻想的な空間を醸し出してはいるが、オツムの悪い私が、これを涅槃像だと分かるのに相当時間がかかったぜ。

ちなみにこの平野郷、毎月第4日曜日には町内の住民でつくる「平野のまちづくりを考える会」が主催となって町内あちこちで開かれる博物館、題して「平野町ぐるみ博物館」を行っていて、ちょっとした話題を集めているのだ。
それは、派手に観光客を集めることではなく、地元民が地元の歴史や文化を知ってもらうきっかけになる、そんなささやかな願いを込めて、1993年から続けられている地元の取り組みでもある。

ところが、毎年8月の第四日曜日だけは少し空気が違う。
同じ平野郷にある、これまた由緒あるお寺「大念仏寺」に納められている、数々の幽霊の姿が描かれた掛け軸が一年に一度だけ公開される日である。その名も「幽霊博物館」。

年に一度の、まさに幽霊のような博物館である。
タイミングよく、次に見られるのが今月26日です。これは見に行ってみたい気がする。

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参考ページ
全興寺HP
おもろいで平野
平野郷を歩く
古い町シリーズ 「平野郷」|K’s PLAZA
サンアレイ 平野本町通商店街

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DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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