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三セク破綻地下街・クリスタ長堀 (2)

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クリスタ長堀レポートの後半部分です。初めからお読みの方はこちらからどうぞ

長堀駐車場

一方、地下帝国「クリスタ長堀」の地下2階から地下4階まで広大な面積の「長堀駐車場」が存在するが、地下4階などはエレベータ付近にポツポツ車が停まっているだけでほとんどもぬけの殻。



一応、周辺の商業施設とも駐車場提携をしていて、特に2005年再オープンしたそごう心斎橋店はクリスタ長堀駐車場の1030台分まるごと契約したとか。

かつては心斎橋界隈の違法駐車と渋滞への対策として、周辺に建てられるビルには駐車場設置義務が課せられていた。

だが、このクリスタ長堀駐車場のあまりの閑古鳥っぷりに危機感を募らせたのかも知れない。新築ビルの駐車場設置義務を大幅に緩和し、代わりにクリスタ長堀駐車場を使わせる作戦に出たのだろう。

ちなみにそごう心斎橋店の規模だと260台の駐車場を設置する義務があったのだが、規制緩和により荷捌き用の駐車スペースのみの設置、残りは「200メートル以内の設置を認める」となった。(→参考記事

参考までにクリスタ長堀駐車場の駐車料金は当初より値下げしており、現在は平日15分90円、土日祝15分120円となっている。
確か値下げ前は15分150円だった。

顔出し看板丁稚バージョン

駐車場なんぞ歩き回っても面白くないので取材もそこそこにエレベーターホールに戻ったのだが、そこでいきなり丁稚姿の「顔出し看板」を発見して脱力してしまうのである。ますます訳のわからん役人的発想だ。

息も絶え絶え地下1階に戻ってきた。

クリスタ長堀

730メートルもの区間がある地下街で、一等地なのに人通りが少ないと書いたが、それでも心斎橋駅前から、長堀通の地上にある「東急ハンズ心斎橋店」のある辺りまではそこそこ人通りもあるのだ。なにせ地上に出なくても東急ハンズに行けるので雨の日や夏冬の厳しい日でも楽にアクセス。


東急ハンズの客にとっては地下街は傘代わりになって一応役には立っているのだ(笑)

クリスマス仕様

地下街の中で、心斎橋筋商店街へ出るエスカレーター付近のみが、唯一賑わっているエリアと言ってもいいだろう。時期によっては、このような飾り物が付いていたりする。

YES FM

クリスタ長堀内にある、大阪市中央区のコミュニティラジオ局「YES-FM」の長堀サテライトスタジオ。クリスタ長堀同様、また三セクかと思っていたが、実は吉本興業が運営している。

エフエムちゅうおう – Wikipedia

クリスタ長堀ギャラリー

心斎橋側の中二階部分には、何も展示されてないけど「クリスタ長堀ギャラリー」という展示スペースがある。当然のことながらこんな場所には誰もいない。

浪花百景

浪花百景

長堀橋側の、地上に出る階段と中二階部分には、これまた役人の自己満足的コンテンツ「ギャラリー浪花百景」と名づけた、昔の大阪の様子を描いた浮世絵がズラーリ。これだけ絵を揃えたら見る人が見ればたいそう楽しげなものなんだろうが、やはりこの場所にも全然人っ気がない。

使用禁止

浮世絵が並ぶ中二階の突き当たりは、外に通じる出口だった。その出口のガラス戸には何故か「このドアは使用禁止」と書かれた張り紙が。だが別にドアが壊れている訳でもなく、普通に外に出られる。

ホームレスのねぐら

よく見るとホームレスが置いているダンボールや生活物資がある。

地上

この上は長堀通の中央分離帯である。
人通りも全くないコンクリートの空間に、ホームレスがダンボールや雑誌などを積んで自分の縄張りを主張していた。

豪華な地下街とホームレス

超豪華なのに誰も使わない施設、そこに横たわる一文無しのホームレス。それに対して、お手盛り厚遇で見る見る財産を築く労働貴族の市職員達。クリスタ長堀の経営責任は問われぬままいずこかへと消えた天下りOB達。大阪の格差社会も、日本全体の社会を先走っているようにも見える。

火は出さへん 強い決意が なにわ流

「火は出さへん 強い決意が なにわ流」
えーっと、自分達の立場のことを言っておられるのでしょうか?>大阪市天下りOBの皆様方

だが大阪市が隠している火種は確実に足元で燻り続けている。それが爆発して燃え上がるのも、時間の問題だ。財政再建団体転落のカウントダウンは進んでいる。

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DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。
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