この記事を人に教える

梅田の隣「中崎町」 (1) クソッタレ編

この記事を人に教える

【キュレーションメディア等、他サイトへの記事中の文章・画像無断転載厳禁】

梅田から谷町線に乗ってたったのひと駅。中崎町ってところをご存知だろうか。
梅田にかなり近いのに、戦災を免れたために今でも古い長屋が多く残っていて、大都会に隣接するレトロな下町という特徴が若者を中心にウケていて、最近になって、再開発の進む茶屋町方面から東へと賑わいが移っているという街である。

そんな中崎町を訪れました。

天五中崎通商店街


中崎町と言えば「天五中崎通商店街」。そのまま東へ抜ければ天神橋筋商店街へと続く、古くから存在する下町の商店街だ。少し寂れている印象はあるが、店の数々は大阪人らしく思いっきり個性を放っている、私のお気に入り商店街の一つである。

謎のレディス21相談室

のっけから謎の看板「レディス21相談室」。放置自転車のせいか看板が真ん中から思いっきり破壊されているのが痛々しいが、明らかに昭和30年代の匂いを放ちビミョーにサイケ調を意識したようなオール手書きの看板はそそられるものがある。一体どんな店なのか。こんな怪しさ爆発の所に悩み相談に行きたくないが気になってしょうがない。

「おいでやす通り」なる天五中崎通商店街。どうやら生半可な世界ではないようだ。

梅田の隣ですよ?

これがあの大都会大阪・キタの玄関口、梅田のすぐ目と鼻の先にある町のテンションだとは思えない。しかしそれがいい。灯台下暗しと言うではないか。

スパゲッティ専門店

さらに、地下鉄中崎町駅の1番出口に隣接する、「スパゲッティ専門」のそそられる看板。赤・白・緑の配色がなんとなくイタリアーンである。

怪しげです(笑)

入口からして既にスパゲッティ専門店のイメージとは程遠いテンションである。

えー、読めませんが

「スパゲッティー専門 倶蘇酡麗」店の名前が読めません!(笑)
ふと横の張り紙に目が行きました。従業員募集の張り紙ですねー。

クソッタレ

どうやら店の名前は「クソッタレ」と読むのだそうです。
タベルナとかであれば納得いくのですが「クソッタレ」だそうです。なぜにクソッタレ。今日びのイカレ珍走団でもこのネーミングはありえない。
これはそそられるぜ。入るしかない。

まるでラーメン屋状態

中に入ると、これまた期待を裏切らない店構え。入口付近には食材が入ったダンボールが置かれ、Uの字テーブルの両側に男一人客ばかりが黙々とスパゲッティを啜っている所を見ると、まさに「吉野家」そのものである。しかし考えてみれば、お洒落に食べるものだという頭があるパスタが食べたいとなっても、男一人でなかなかイタメシ屋に入るのには覚悟がいるもの。思えば貴重な店なのかも知れない。
しかも椅子も、使い古された場末のスナックのお下がりのような椅子で、素晴らしい。

ペスカトーレ

せっかく店の名前もクソッタレなので、スカトーロ…いや、ペスカトーレを注文。690円也。オーダーしてから茹で上げる細めのパスタはしっかりアルデンテ。イカ・タコ・アサリがどっさり入っていて、割とリーズナブルに上品なパスタを召し上がれた。なかなか、良い店である。店内禁煙であればなおさらよかったが…出てくるものがパスタでなければ、中華料理屋と見紛うテンションにくらくら。また来よう。

>次のページへ

参考書籍



The following two tabs change content below.
DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
タグクラウドから記事を探す
スポンサーリンク
DEEP案内編集部のnote

知ってました?DEEP案内編集部のnote

ネット上で大っぴらにするのはちょっと憚られる内容の記事は「DEEP案内編集部のnote」で書く事もたまにございます。全て100円からの有料記事となっておりますので興味のある方のみご利用下さい。

この記事を人に教える

スポンサーリンク
トップへ戻る