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元町高架下商店街「モトコー」 (3)

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さらにアンダーグラウンドな高架下商店街を進む大阪DEEP案内取材班。7番街まで続く「モトコー」の端まで歩き尽くして来た。

ガラクタ屋だらけの4番街を抜けると次は「モトコーファイブ」。語感がどこかしら戦隊モノっぽくて少しカッコいいが、7つある元町高架下商店街の中では最も距離が短くあっと言う間に通り過ぎる。



モトコーファイブに入ると天井部分が無く、高架のコンクリートが剥き出しになっている。無駄に開放感を得た空間はさらに裏寂れた雰囲気を増長させている。
相変わらず人通りもまばらな上にオッサン単独行動が目立つ。歴史的にもこの界隈は港湾労働者のドヤ街として成長をしてきた地域だ。ドヤの労働者や外国籍の船員が割安なバッタもんを見定めして買い物する光景が戦後から繰り広げられてきた場所で、雰囲気は西成とかぶるのは必然的でもある。但しドヤ街は現存していない。

しかしこういったヤバイ系の落書きをチラホラ見かけるのも西成を彷彿とさせるようで、とてもアングラチックですね(笑)

ここも4番街同様シャッター通りになっているが、「オキ無線」の店舗だけがやけに存在感を放っている。電気屋のはずだが見た目は完全にリサイクルショップだ。

続いて「モトコータウン6」が現れる。あじさいの街という別名が付いているが、おおよそこの雰囲気には程遠い。

こちらは完全にシャッター通りである。道幅の狭さも相まって荒廃ぶりが際立つ。モトコーで最も陰気臭いのが6番街。

商店街の片側には商品を陳列するであろう棚が並べられているが、それらは店のシャッター同様閉まったままになっている。やはり売られているのはバッタモンばかりなのだろうか。

廃墟っぷりが増してくると目立ってくるのが落書きの存在であるが、よくよく見ると謎のエロソングが書かれていて笑ってしまった。

せんづり人生
かがみごろう
 こんなどあほがいるのも あほよ
 かけば うなづく 俺の玉
 せんづり人生 50年
 かいて こすって オ○コ坂
 ティッシュ 2枚でかいてきた
 オンナ オンナ
 かいて むなしい
 カモメ花

電波で意味不明な落書きを観察する楽しみもモトコー巡りの醍醐味の一つだ。

そして最後にやってきたのがモトコー7番街。こっちはJR神戸駅に近いためかやや人通りが目立つ。

改めて高架下を外から見ると、神戸駅の手前で大きくカーブしている。目の前には神戸高速鉄道西元町駅がある。

相変わらず胡散臭いガラクタ屋ばかりが目立つものの、開いている店舗は多い。元町駅付近の華やかな雰囲気はもはやどこにも存在していないが。

高架下商店街の片側には時折レトロ建築群の一部が見え隠れする。もう何十年も使われていないのだろうか。錆びきったシャッターの上には「神戸文具事務用品協同組合」の文字が。

7番街の途中でやけに明かりが眩しいディスカウントスーパー「オバタ」の店舗が存在感を放っている。ドンキホーテも顔負けの貧民大歓喜のスーパーだ。今回は訪問時間の都合ですっ飛ばしてしまった。

モトコーの終端部分にはミリタリーショップ「イカリヤ」。米軍はじめ軍隊のお下がり品から中世の武器のレプリカまで容赦なく置かれている。やはりDEEPでマニアックな高架下商店街は最後まで抜け目が無かった。

JR元町駅から神戸駅までのおよそ1.1キロの区間に夥しいアンダーグラウンド店舗がひしめく神戸元町高架下商店街…神戸のDEEPを語るには外せない場所であることには違いない。また次回も訪れる事であろう。

最後の最後に商店街の出口に書かれていたのは
「いい大人がタバコのポイ捨てやめなさい」
やっぱりこの界隈は、ちょっと民度がアレなんでしょうか(笑)

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DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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