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元町高架下商店街「モトコー」 (2)

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JR元町駅から神戸駅までの高架下部分がまるまる商店街と化している「元町高架下商店街」を訪問。そこには震災にも負けず昔ながらの佇まいをそのまま残す昭和レトロ全開な光景が広がる。

続いて元高3番街。元町駅から遠ざかるに従い人通りも一気に減る。裏寂れた空気が強まるガード下を六甲おろしが吹き付ける。寒い。



元高3番街の入口にはいかつい禿頭のオッサン3人の絵柄が描かれたテントが掛かっている。禿頭のオッサンはこう見えても元高3番街の公式キャラクターらしい。もはや何でもアリだな。

その禿頭の脇には、気がつかなければそのまま素通りしてしまいそうな場所にある謎めいたスーパーの入口。見事に爺さんと婆さんしか居ない。

高架下商店街を外側から見るとことごとく高架下部分が住居兼店舗になっていると言う事が見て取れる。

例によって年末年始のため開いている店が少ない。しかし店の傾向を見ると中古品専門店の多さが際立つ。古本、中古レコード、時計、謎のガラクタ屋、様々である。

やはりシャッターが閉まった居酒屋のメニュー表が貼り出されている。日本酒180円、ビール240円、串かつ60円、おでん60円…凄まじくリーズナブルである。

モトコーには神戸の中心にあって神戸のどこにも存在しないノリ…むしろ「西成」に近いノリを感じるのだ。釜ヶ崎の泥棒市をそっくりそのまま移転させるとこんな風になるに違いない。

そんな事を考えているうちに行く先には巨大なウルトラマンが現れた。どうやら見た目はおもちゃ屋だが置いてあるものがほぼ昭和のレトロキャラクター関連の古物である。

この店はおもちゃ屋ではなく「センコー堂」という古物商である。店頭の巨大ウルトラマンの足元をよく見るとお金を入れる穴と商品の取り出し口があるが、現役時代にどう使われていたのか気になる所だ。

さらにその横にはすっかり黒ずんでしまった鉄腕アトムが宙を舞っている。

閉まったままのシャッターにはベタベタと張り紙が貼られているが、よく見ると出会い系である。いよいよアングラ色が増してきた。

そういえば細いモトコーの路地を時折行き来する人々も、オッサンの単独行動ばかりであることに気がつく。やはりここは神戸の西成なのだろうか。

その向こうには元高4番街に続く。神戸高速鉄道花隈駅に近く、花隈南商店街という別名が付いている。

4番街に入ると相変わらずな雰囲気のガラクタ屋や、すっかり時代から取り残された電気屋しか開いていない。店主のオッサンが時折暇そうな顔をして出てくるが、客は居ない模様。

ガラクタ屋だらけで凄まじくカオスな光景を見せるのがモトコー4番街の特徴。ここがある意味、最もモトコーらしいエリアだとも言える。年末年始でなければ、もっとカオスな光景が見られていたかも知れない。


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DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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