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京都市北区衣笠開キ町にある砂防ダムの中に作られた謎の不法占拠集落に迫る (全5ページ)

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一旦集落を出て、砂防ダムの外を周回する道をさらに回りこんでいく。今度は砂防ダムの下流から集落を眺めてみることにする。砂防ダムから下流は紙屋川に沿って再び普通の住宅街が密集しており別に変わった風景は見られない。

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集落下流の道沿いに行くと紙屋川を渡る橋を跨ぐ事になる。ここから砂防ダムの存在を確認できる。コンクリートのどす黒さから見ても相当昔に整備されたものだと判断出来よう。

この風景を見て、やはりあの集落が砂防ダムの内側に確かに築かれているという事がお分かり頂けるだろう。万が一大規模な土砂崩れがあったら、あの集落は壊滅する。

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橋を渡って下流側の住宅地も念のため見ておく事にする。佛教大学側の河岸段丘はさらに角度を増した急斜面でしばらく登れるルートがない。一方で紙屋川を挟んだ西側は住宅地が続く。結局しばらく行くと再度別の橋から紙屋川を跨ぐ事になる。

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その住宅地へ入る。やはり紙屋川の流域を中心にこの一帯が窪地になっているのが一目で分かる。西側も階段、東側も崖っぷち。ただ街路は整然としておりヤバさは感じさせない。

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ただ川沿いには京都府による「砂防指定地」の旨が書かれた看板があり、土砂災害に注意を払わなければならないという行政のお墨付きは確かにある訳だ。宅地造成をはじめ開発諸々をするには全て知事の許可を得なければならない。

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かなり南側に回りこんで再び河岸段丘の上に上がり、今度は砂防ダム内集落を東側から攻めてみようという事にした。最初にやってきた佛教大学裏の路地の途中から、何の変哲もない民家と民家の間に伸びる細い裏通りに入っていく。

まさかこんな場所に…と思う訳だが、実際に住民の出入りを発見したので、たまたま気づいただけだ。部外者は十中八九素通りするような場所だろう。

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かなり奥まった所まで裏道を進むと、隣家のブロック塀に意味深な葉っぱと矢印のマークの落書きがあるのが目に付く。これは一体何を意味するのか。とてもイリーガルな香りが漂ってる訳ですがあの草の事を言ってるんですか?

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野良猫くらいしか寄り付かんだろうと思うような裏道はヒップホップなどこぞのDQNどもの自己表現のキャンバスとなっていた。こんな夜道は通りたくないもんですね。ああ怖い怖い。だがここを通らなければ帰れない家が確かにこの奥にはある。

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民家の隙間の路地を突き抜けると、またしても砂防ダム内集落の前で視界が一気に開ける。案の定同じように眼下に民家が広がっているが、東側の集落はかなり家屋の数が多い。

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路地は右に折れてさらに狭いアプローチに緩い下り坂となる。そして傍らにはタイヤや三輪車、猫車といった大量のガラクタ廃品類が無残に捨てられている…これは何なんだ…

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東側集落へのアプローチは河岸段丘の高低差が大きいので随分と長くなる。雪道に足を滑らさないよう慎重に進もうとするが、猛犬やヤ◯ザが追ってきたらどうしようと不安になる。でも郵便屋さんや宅急便の配達員とかは日常的に来るはずだから、別に気にする事はない。

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ガラクタばかりかと思ったらそうではなかった。プラスチック製の通い箱などに沢山のゴルフボールが詰め込まれていた。近所の打ちっぱなしからロストボールを拾い集めて副業にしてるとか(笑)

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だがこの場所にも不法投棄を禁止するという旨の京都市による看板が設置されている。捨てる神あれば拾う神あり。この場所が一種のリサイクルセンターのようになっているのかも知れない。

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下り坂のアプローチの途中から集落が見渡せる。古いトタン屋根、トイレの臭突、好き勝手な方向に建てられた家々…雅やかなイメージ一辺倒で語られる京都とは全く無縁の光景が広がっている。ちなみにこの場所、金閣寺からも歩いて来れる近所です。

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DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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