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路上占拠系まぐろ屋台「居酒屋とよ」の裏は墓場

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大阪屈指のオヤジタウン「京橋」。数多くの居酒屋やキャバクラ、風俗店が集まる繁華街の真ん中に、あまりにも怪しすぎる上に有名で豪快な居酒屋が存在する。
その名は「とよ」。
京橋駅の広場から一本南の筋を左へ入れば徒歩2分と掛からない。
車も人も忙しく通りがかる、決して広くは無い路上で、堂々とテーブルを並べ、仕事帰りのサラリーマンを相手に営業する「路上居酒屋」。
一目見て、その豪快な姿に「なんでもありの大阪」を見せ付けられる事だろう。
路上居酒屋
客が飲み食いをするその横で、ひっきりなしにチャリンコが通りがかり、時には車が通ることもある。立ち止まって様子を眺めていると、店員のお姉ちゃんが元気な声で「いらっしゃいませ!」と声をかけてくるのだ。いやここ路上ですけど!
マスターのおっちゃんも、ハリのある声で「いらっしゃーい!」と呼びかけてくれる。素晴らしく景気のいい居酒屋だ。これはもう乗るしかないであろう。


とよのある風景
場所が場所なだけにお客様はオール立ち飲み席。テーブルは鉄板の下に脚立を台状に組んで立てている。なんとも器用である。客が増えた時の為に予備の脚立も立てかけられている。電柱にまで電灯をくくりつけて店のオブジェにしてしまっているところが凄い。
とよの看板
駐輪禁止ゾーンだがそんなことはもちろんおかまいなしだ。
「とよ」は見ての通りだが、特殊な居酒屋である。酒ももちろんだがメインは鮮魚。マグロ、いくら、ウニ、うなぎなど。毎朝、中央市場や鶴橋市場などから新鮮なネタを買ってくる。営業日は火・水・金・土の週4日のみ。そしてネタ切れの時点で閉店となる。時間は16:30~22:00までで、土曜日だけ開始が15:30。
台車もテーブルに変身
脚立ばかりでなく台車までテーブルに変身しています。凄いです。忙しい時は90人もの客を一気に捌く事もあるという。新鮮なネタの数々は全てマスターたった一人の包丁捌きである。1日200~300人以上の客が「とよ」のマグロ目当てにやってくる。
何がこんなにお客を呼びつけるのか。「とよ」のマグロがそれだけ特別凄いのだ。
使われるマグロはオーストラリアやニュージーランド沖で捕れるインドマグロ。これを水産業者との年間契約で丸ごと買い占めている。かなり高級な部類のマグロだという。
それをぶつ切りでそのまま出してくれる。炙りもいける。
とよのメニュー一覧
店のメニュー一覧は車のフロントガラスの上に張られている(笑)
ここではおすすめの2250円のセットを勧められるが、別に単品でも構わない。というかセットにはついていないマグロたたきがお勧めなのだ。ちなみにセットだと、貝とカニの酢の物、まぐろ赤身「ぶつ」盛り合わせ、いくら&うに寿司(てんこ盛りで寿司のシャリが見えない)の3点セットが2250円。赤身がトロに変わると2700円。
烏龍茶は150円で飲み放題。そしてセルフサービスである。
とよの豪快なメニュー
マグロたたき、ぶつ、鉄火、うなきゅう、揃って来ました。「たたき」はマスターがガスバーナーで豪快に炙ったばかりのマグロです。お向かいさんはおなじみ三点セット。盛り付け方が尋常ではない。場所が場所なので全て他の客との相席は当然。いちいち気にしてたら食べられませーん。
食事中ですが車が通ります
酒でほろ酔い気分になってるとその場で交通事故に遭います。マジです。しかし、もしもオダブツになったとしても居酒屋「とよ」の真裏が市民墓地になっております。事後の処理も面倒なことは一切ございません。まさに天国である。
裏が墓場
墓場の隣で飲み食いしているという姿も壮絶極まりないのだが、とても安らかに眠れてそうにない墓場の主が化けて出てこないのだろうか。「うらめしや~」と思ったら裏は居酒屋だったというオチ。ちゃんちゃん。
仮設トイレだけど水洗トイレ
酒で小便が近くなってもちゃんとトイレがついているから安心!仮設トイレだがきちんとした水洗トイレだという事。しかし人の食ってるすぐ横がトイレか…みんな気にしてないけど。店の営業時間はトイレの扉に張られてある。
墓です
しかしこのロケーションはたまりませんな。
なにせこのような居酒屋なので、客のほとんどが中年男性。だが、テレビでもよく紹介されていて、たまに店の評判を聞いて若い女性もやってくることだってある。居酒屋とよで飲み食いできるようになったら、あなたもきっと立派な「京橋のオヤジ」に生まれ変わっている事だろう。
そして、とよは年商1億円をはじき出す、驚異の居酒屋である。早よ店建てへんのかw
<おまけ>
休みの日の「とよ」
休業日の「とよ」です。まさに、お化けが出てきそうです。
タイルでまぐろの絵が
居酒屋敷地にはタイルでマグロの絵が書かれていました。
マグロ一筋、それが「とよ」。
墓場の裏は焼肉屋
ついでに墓場の向こうも焼肉屋がズラーリw
なんともまあ戦後のドサクサ感丸出しな居酒屋横丁なのであった。
大阪砲兵工廠があったからこその因縁の土地だね、京橋。

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DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。
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