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奇景!駅舎をぶち抜く巨大な御神木!寝屋川市「萱島神社」参拝記

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大阪市内、淀屋橋や京橋から京都の出町柳とを結ぶ京阪電車、枚方市まで止まらない特急ではなく、普通電車や準急電車なんかに乗ってみると途中の守口、門真、寝屋川という微妙な郊外の下町をちんたら走る事になる。その途中に「萱島」という駅があるので、ここで降りてみる事にする。

寝屋川市 萱島

萱島は寝屋川市駅の一つ手前にあり、京橋駅から準急で片道10分。駅周辺は「京阪トップ商店街」「萱島銀座商店街」というオンボロ市場の残骸みたいなのが残っていたり、文化住宅など貧乏臭い下町の住宅地が広がる、あー、寝屋川ですね、といった風景が広がっている、そんな街だ。

寝屋川市 萱島

特急電車で枚方から向こうに帰る人々にはすっかりスルーされているベタな大阪北河内の街並みが延々と続く京阪本線のローカル駅探訪は地味にオススメしたいですが、よその人間が門真とか寝屋川とか言われてもピンと来ない一方で、萱島駅の名物である大クスノキに限っては珍スポット好きには目に留まる物件なようで。

寝屋川市 萱島

この萱島駅の大阪方面行き3・4番ホームに降り立つと、ホームのど真ん中を突き抜けてびっしり生えている巨大なクスノキの大木が目に入る。毎度電車に乗っていたときにチラリと目に飛び込むので昔からその存在は知っていたが、まざまざと駅を降りて見た事がなかったのだ…でかい…

寝屋川市 萱島

大木を避けるように作られたホーム上の囲い。ガラス張りになっているので駅のホームからも大クスノキの様子を観察する事が出来る。高さ約20メートル、幹周りは約7メートルだそうです。

寝屋川市 萱島

「萱島駅の大クスノキ」に関する説明書きがある。萱島駅は昭和47(1972)年に駅の高架複々線化に伴なう工事で伐採される予定になっていたが、駅の真下にある萱島神社の御神木でもあるため、市民から保存運動が巻き起こった結果、クスノキを残したままホームを作る事になり工事を済ませたらこうなったらしい。

寝屋川市 萱島

駅のホームから眺めているばかりではアレなので、改札を出て、目の前の萱島神社にお参りくらいして行きましょう。江戸時代の天明7(1787)年創建と言われる歴史ある神社なんですよ。主祭神は学問の神様である菅原道真、五穀豊穣の神である豊受大神、それに「萱島開拓の祖神」。

寝屋川市 萱島

遠巻きに神社を見ると、駅のホームから御神木がズドーンと貫いている様子がよく分かるはずだ。ちょうど年明けの時期に来たので地元民の初詣客が非常に多い。三色旗教団率が高そうな寝屋川にありながら信仰心豊かで結構な事でございます。

寝屋川市 萱島

萱島神社拝殿の隣に鎮座する御神木は「大楠大明神」と名付けられて、鳥居と玉垣で囲まれた御神域にデーンと根を生やしてそびえている。一時期はこの御神木が伐採の危機にあったというが、紆余曲折あって何とも奇妙な形で問題が解決している。樹齢700年の大木と駅の開発とを秤にかけてしまうような時期があったんですな…それが高度経済成長期なのか…

寝屋川市 萱島

この萱島という地名も、駅前を流れる一級河川寝屋川の中洲にあたる茅とか葦とかが生えていた島を呼んでいた所から来ているそうだ。ちなみに萱島駅のホームはこの寝屋川を跨いでいて、駅の中に木がぶち抜いているだけでなく、川の上に駅があるという特徴もあるのだ。

寝屋川市 萱島

樹齢約700年の古木でもある上、駅施設に囲まれていたり足元もコンクリートで固められている現状から見て、生育環境的にも微妙で将来的には立ち枯れの危険性があるが、今の所見ている限りは鬱蒼と葉を付けているし、まあ大丈夫そう。

寝屋川市 萱島

もうちょっと駅から離れて大クスノキの様子を見ると、完全に高架駅舎と一体化していて、確かにこんな変わった駅は全国探しても萱島駅くらいしかないものだと感心する事請け合い。

さらにGoogleマップの航空写真で真上から見るとその珍妙ぶりが際立つ。ちなみに駅付近は戦後の昭和30年代以降に宅地開発が急激に進められ、それ以前は田んぼが立ち並ぶだけの田舎だった場所だ。昭和な風情の街並みは駅近くの「京阪トップ商店街」などを中心に残っているので、合わせて散策すると面白い。


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DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。
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