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【西成爆買い現象】釜ヶ崎の商店街に増殖中!「中国人カラオケ居酒屋」の謎

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「爆買い」に走る中国人観光客が大挙して押し寄せるようになった大阪の街。今となっては道頓堀商店街や心斎橋筋商店街など至る所で大量の買い物袋や炊飯器を片手にした彼らの団体を目にするようになったが、大阪に増え続ける中国人はそんな景気のいいショッピングとは一見無縁にありそうな西成のドヤ街釜ヶ崎の風景も一変させてしまった。

西成区 動物園前 釜ヶ崎

日も暮れた後の飛田本通商店街(動物園前1・2番街)に足を運んだ。このアーケード街は言うまでもなく動物園前駅から飛田新地への通り道であり、夜の時間帯に通るとこれから遊びに行く奴と遊びから帰ってきた奴、もしくはホームレスと酔っ払いしか居なくなる。ヤクザなお兄さん達もたまにいるみたいなので良い子のみんなは気をつけよう。

西成区 動物園前 釜ヶ崎

最近、飛田本通や今池本通などこの界隈の商店街に真新しい看板を掲げる似たり寄ったりなカラオケ居酒屋を見かけるようになった。前は然程気にはしていなかった事象だったが、あれよあれよと商店街の勢力図を塗り替えようとするまでに数が増えてきたのである。

西成区 動物園前 釜ヶ崎

飛田本通から西に分岐する今池本通のあたりまで来るとカラオケ居酒屋がかなりの密集度に達していて何事かと傍目に思ってしまう訳なんですが、どの店も労働者や高齢者のおっちゃん連中で混んでいる。そして接客しているのは若い中国人と思しき小姐ばかり。「釜の商店街は中国人に乗っ取られた」…そんなオッサン達のぼやきが聞こえてきそうな勢いだ。

西成区 動物園前 釜ヶ崎

どうしても西成区山王・太子という場所が場所だけにいかにもオッサン達の気を引かせるような事でもしてるんじゃないのかと疑りそうにもなるが、さすがにソッチ系の事はやってないそうです。よく噂になりそうな話ですけど。生活保護の金で暮らす釜ヶ崎住まいのおっちゃん達には「安上がりで別嬪さんのおるガールズバーや」と専らの人気のようだ。

西成区 動物園前 釜ヶ崎

こうした中国人経営のカラオケ居酒屋が釜ヶ崎の商店街に増えだしたのは2013年頃からだ。産経WESTの記事によると、商店街の空き店舗をまず最初に中国人経営の不動産会社が次々買い上げ、在日華僑コミュニティからカラオケ居酒屋の経営者を募集、20店舗程に膨れ上がったというのだ。

西成区 動物園前 釜ヶ崎

最初の中国人経営の不動産屋が成功した事を聞きつけた他の外国人業者もカラオケ居酒屋の経営に乗り出し、この3年間で界隈には約100軒以上ものカラオケ居酒屋が開業している。今では中国だけではなくフィリピン国旗も目立っている。中国・韓国・東南アジア諸国の経営者同士が釜ヶ崎の商店街で縄張り争いをしている形だ。

西成区 動物園前 釜ヶ崎

元々あった商店が店主の高齢化で廃業した後にそうした中国人カラオケ居酒屋に取って代わられるという構図は、埼玉県にあるUR川口芝園団地のそれと似ている。本来なら同じ日本人の若手に代替わりするのが自然な流れなはずだが、そうはならなかった。日本人以上に逞しく商魂のある中国人事業家に横取りされてしまった形だ。

西成区 動物園前 釜ヶ崎

しかもこの手のカラオケ居酒屋、カラオケは一曲100円、ドリンク一杯500円という低価格で、客単価はせいぜい2~3000円といった激安価格である。常連客の多くは西成に大勢住んでいる生活保護受給者。安定したナマポがもらえる釜ヶ崎のオッサン相手なら食いっぱぐれる事はないという商売人の読みが当たっている訳だ。

西成区 動物園前 釜ヶ崎

そんなカラオケ居酒屋が三軒並んで入居する建物の一つに「(株)盛龍商会」と書かれた看板が掲げられていた。ここが当初釜ヶ崎に進出した中国系不動産店である。釜ヶ崎の商店街をチャイナタウンに生まれ変わらせたいと意気揚々のようです。中国人による土地の「爆買い」はとうとう西成・釜ヶ崎にまで広がっていたのですね。

西成区 動物園前 釜ヶ崎

しかし彼らの商売も周囲と全く軋轢が無いかと言えばそんなはずもない。防音設備も不十分なカラオケ居酒屋で深夜早朝まで営業を続ける店舗もあり、騒音問題が周辺住民を苦しめているという。自治会の人間がクレームを付けに行っても逆ギレしてくる悪質な店主もいるとの話。そのうち別の意味で物騒な街に変わるかも知れませんね。


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DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。
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