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和歌山市加太「淡嶋神社」参拝記 (4) 奉納パンツ

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人形と置物が境内くまなく所狭しと祀られている奇妙な光景で有名な和歌山の淡嶋神社、大量の日本人形が社殿を埋め尽くすように立つさまが不気味さを醸し出し、いつの間にか心霊スポットとしても有名になっている場所だが、この神社で見られる珍風景はそこだけに留まらない。
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淡嶋神社は子宝安産・婦人病平癒の霊験あらたかな聖地だ。境内奥の末社には絵馬掛け場があり、ここに参拝者達の切実な願いが記された絵馬の数々と、とあるブツがこれ見よがしに祀られている。


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よく見ると絵馬に混じってビニール袋に入れられた「何か」が括りつけられて一緒くたにされているのが分かる。これはなんと祈願に訪れた女性の下着、しかもパンツなのだ。
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日本人形や置物が大量にあったように、末社の絵馬掛け場にはパンツ入りビニール袋が鈴なりになっていて物凄い。ここは決してブルセラショップなどではないのでお間違えないように。罰が当たるぞ。
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ご丁寧にビニール袋に包まれたその中には明らかに肉眼でも分かるレベルで参拝者である女性本人が身に付けていたパンツの数々が包まれていた。
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通常、他の参拝者に自分の下着が丸見えになるのは嫌なものだが、わざわざ透明なビニール袋にしているのは理由があるのだろうか。下着の柄まではっきり見えてしまって、目のやり場に困ってしまいますね。
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肝心のパンツは色も黄色とか紫とかいたって普通な感じである。いかにも色っぽい勝負下着っぽいものがあったら逆に嫌だ。
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パンツを奉納する奇習は、婦人の下の病気から守るための願掛けという意味合いがある。絵馬には真剣に願い事が書かれており、単純明快な子宝安産祈願から卵巣の腫瘍が取れますように云々といったものまで様々だ。
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願掛けに奉納するものは下着類なら何でもいいらしいが、ほぼ全てがパンツばかりであると言っても良い。普段から女性の最もデリケートな部分を物理的に守るのがパンツであり、そのパンツを神前に捧げる事で今度は神様に守ってもらう事になる(という解釈でOKですか?)
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また境内の目立たない場所に小さなお社が鎮座している。ここを見逃してはならない。下半身の病よけに関わる神社だけあって、そのものズバリなブツが祀られているのだ。
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社の中を覗き見るとご立派な男根と女陰を象った木彫りの置物やら珍満石なんぞが見られる。昔は淡嶋神社に奉納されていたものといえばパンツよりももっと直接的な男女のシンボルに纏わるものだった。とりわけ木彫りの男根が目立つが、これはやっぱり女を一番元気にしてくれるものはこれしかないという考えが元か。
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とどのつまりオチは珍満であると言わざるを得ない訳だが、珍満に加えて参拝者の身体の一部、主に髪の毛なども一緒に奉納されていたそうだ。それが戦後になるといつの間にかパンツばかりになってしまったという経緯。
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そういえば淡嶋神社では夜8時から朝7時まで境内鳥居前の鉄扉が閉ざされ、完全に立入禁止になってしまう。これには境内各所に置かれた人形、置物、そしてパンツが盗難に遭ったり、また逆に人形が不法投棄されたりする為にやむを得ずこのような措置をしているからだとか。
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あまつさえ境内入口には侵入防止柵に有刺鉄線まで…なんとも物々しい雰囲気の神社であるが悪意に満ちた下着泥棒を食い止める為には仕方がない。
珍しい風習が残る事で全国的にも知られるようになった淡嶋神社と加太の街、次回は友ヶ島行きも兼ねて天気のいい日に来たいですね。

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DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。
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