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阪急電車に乗って大阪一胡散臭い下町「十三」へ (7) 東口商店街

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これまで計6編に分けて十三のしこたま胡散臭い街並みをレポートしたがすっかり堪能してもうお腹いっぱいとは言わせない。だいたいこれまで十三駅の西口しか見てなかっただろう。東口にもDEEPタウン十三の容赦ない街並みが広がっているのだ。さあ、目の前の1.8メートルガードを潜って東口に出るべし。

東口には「十三駅前通」「十三東駅前商店街」の2つのアーケード商店街があり、こっちは西口以上に大阪下町らしい貧民仕様でのっけからパチンコ屋や串カツ屋やら宝くじ売り場やらがひしめいておる訳だ。相変わらずオッサン臭がドギツイ。

やはり立ち呑み率高し。こうして見ている限り、貧民ホームレスオヤジ天国の釜ヶ崎あたりの商店街とそんなに変わらんような気がしてきたぞ。西口の栄町商店街のような原色系のDQN臭には欠けていささか地味な感じがする。

居酒屋かと思ったらたこ焼とビールの安飲み酒場だったりする大阪らしい展開。まだ座れるだけ高級店か。その2階には「わくわくビデオランド」…こっちまでわくわくしてしまいそう。

商店街から一歩路地に入るとこんなテンションです。街の風景に見慣れた十三住みの人間にとっては相当感覚が麻痺しているだろうが、このはっちゃけ具合はちょっと異様過ぎて笑える。

ハイソでオサレなイメージが付きまとう「阪急沿線」の汚れ役を一手に引き受けているのが十三という街である。阪急沿線住民のサラリーマンはこの街で羽目を外して郊外の平和な我が家に帰っていくのだろうか?しかしこの街にスーツ姿は似合わない…

一方ではレトロな佇まいの喫茶店もぼちぼち生き残っている。この商店街に紋切型のチェーン店が入り込む余地はあまりないようだ。

「横浜ムードたっぷり」らしい喫茶外国船も個性的な店構え。どこが横浜ムードなのか意味不明だが店主がそう言ってるんだからしょうがない。気になる店が多すぎてどこから手を出そうか悩んでしまいますな…

この「喫茶外国船」は近所に広告を掲げているんだけどこれもまた渋過ぎて涙がちょちょ切れる。「大人が子供達に良い手本を示そう」っていきなり説教垂れ始めてます。ろくでもない大人の溜まり場であるこの十三でそれを言うのは皮肉にも程がある。昼間っからパチンコ打つわ呑んだくれるわ、アレな店に入り浸るわで悪い手本ばかりである。反面教師的な教材にはなるけども。

東口商店街に面して雰囲気の良い呑んだくれ横丁「十三東小路」もあります。しょんべん横丁だけが全てではないのだ。やはり一見さんには近寄りがたい佇まいを放っている。

十三駅東口商店街の瘴気にやられてアーケードから一旦退散。猥雑極まりない商店街の一角に「神津神社」の鳥居が現れる。癒し系パワースポットですな。

神津神社の手水所で身体に纏わり付いた街の瘴気を洗い流しましょう。境内では毎月13日に「十三市」が開かれ骨董品や食料品やよくわからない品物がわんさか陳列される。

神社の境内に隣接する公園を見ると、そこにはホームレスさんの集団が暇そうにたむろしている姿が…淀川にホームレスさんが沢山住んでいるので、割とこの辺でも彼らの姿はよく見かける。ほんとこの辺の雰囲気的には西成とそんなに変わらんかもな。

そして西成同様、ひと缶50円から絶賛販売中の激安自販機も十三界隈はかなり設置率が高い。もし人生に失敗して新幹線で故郷に帰る金が無くなってもこのへんで何とか生き長らえる事ができそうなテンションである。

十三東駅前商店街のアーケードを抜けた先にも何やら怪しげなお店がずらずらと並んでいる。もういちいち突っ込んでてもキリがないですね。

名門十三ミュージックはこの商店街を抜けたずーっと先にあるので、そこまでぼちぼち歩いていく事にしよう。

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DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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