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阪急電車に乗って大阪一胡散臭い下町「十三」へ (6) 高架下商店街

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十三筋の西側に伸びる「十三フレンドリー商店街」。数ある商店街の中でも目抜き通り的存在で、割りと小綺麗なアーケード街になっている。すぐ脇には栄町商店街が並行している訳だが、こちらはまあ健全な方の商店街です。

アーケード街は300メートル程続いて国道176号十三バイパスを境に西側にも「もといまロード」(十三元今里商店街)なる別のアーケード商店街が続いている。アーケード街の全長を東口の商店街も含めて測ったらかなりの規模になりそうだが、どこを見回しても下町テイスト。まあでもこの商店街自体はそれほどキョーレツな物件は見当たらない。我々が見たいものはその先にある。 

フレンドリー商店街から一歩脇道に入ると十三らしさ全開の如何わしいゾーンが惜しげも無くその姿を見せている。いやあ、テンション半端ないっすね。十三住民は毎日この街の瘴気と向き合いながら平穏に暮らしている訳で。不動産屋でワンルーム物件の家賃相場を見ると2万円台とかゴロゴロあるような街なので、多少の環境の悪さに目をつぶれば案外住みやすい街かもよ。

もといまロードの手前までやってくると、駅前のしょんべん横丁の先と同じように十三バイパスの高架道路の下に商店が並んでいる。こちらのっけから韓国スーパーです。なんとも大阪らしい土地の使い方であります。

そこから高架道路沿いを見ると店舗兼建物がズラーリ。いい感じにカーブを描いているのが素敵だが、向こう側まで建物がびっしり詰まってる。

川向かいにある中津といい大阪は高架下建築の宝庫であるとも言える土地だが、大阪らしい商業合理主義の一つの現れなのだろう。だいたい大阪自体、土地が狭いし、使える所は使ってしまえ、もらえるもんはもらってしまえ、いてまえ、いてもたれの精神ですので、結果大阪市内における緑地が極端に少なくなっており富裕層が郊外に逃げ出す原因となっております。

居酒屋や飲食店系もあれば熱帯魚屋に寝具店に業種は様々。やっぱりここの二階部分って人が住んでいたりするのだろうか。充分あり得る。

十三バイパスの立体交差となった高架道路部分のうち200メートル程度が商店街として「有効活用」されている形だ。サカエマチ商店街にあるような如何わしい系の店は見当たらない。

そして例外なくこの高架下商店街にも焼肉屋が何軒もあるというオチ。意外に店舗スペースは殆ど埋まっていて入居率は滅法高い。

焼肉屋の先にまた焼肉屋あり。それにしても、全国にあるこうした高架下建築を見ると戦後のドサクサで住宅難だという理由で住み着いたりというケースが多いのだが、この高架道路は作られた当初から建物が入るような設計になっているとしか思えないのだ。

 

一番端っこはカラオケダイニングのお店になっていた。ここまで来ると天井かなり低くなりますな。果たして内部構造はどうなってるのだろうね。カラオケ屋はふらっと入るにはハードルが高いし、結局入ってないんですけど。

  

そして高架下を往来するトンネル部分にも居酒屋などの店舗がちゃっかり入居している。それはいいが落書きに「おっぱい」と書く人間の心理って何なんだよ。お下品歓楽街の瘴気を受けて気が変になったのか?

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DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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