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阪急電車に乗って大阪一胡散臭い下町「十三」へ (5) アルサロふうりゅう

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阪急十三駅西口、栄町商店街の南側一帯は、かなり昭和の香りが残った歓楽街の街並みが見られる。先日大阪公演中だったエアロスミスのスティーブン・タイラーがお忍びで遊びに来ていた事で騒動になっていたが、十三栄町界隈は松田優作の遺作としても有名なアメリカ映画「ブラック・レイン」のロケ地でもあるし、外人さんの心の琴線に触れる何かがあるんだろう。栄町商店街から少し脇に逸れた所にあるレトロ感全開の「アルサロふうりゅう」があまりに風流過ぎてむしろ風格あり過ぎで素晴らしい件。建物に横付けされた巨大な看板が目印。

「ふうりゅう」は何と昭和30年代くらいからあるらしい十三の最古参店。十三が歓楽街化したのは戦後しばらくしてからの事で、昭和45(1970)年の大阪万博開催を目前に発展を極めている。万博会場や千里ニュータウンの開発でやってきた労働者の盛り場として栄えたそうで。

栄町商店街のどこかで見かけた「ふうりゅう」系列店の看板。随分躍進されていたようですが、かなり色褪せている。いつ頃こしらえた看板なんですかこれ。

「アルサロふうりゅう」から駐車場を挟んだ向かいの古びた雑居ビルが見た目ちょっとヤバげなのである。4階建てのマンションっぽいんだけど、どうも建物の使われ方がおかしい。屋上には犬まで飼われているし…

気になったので近づいてみると…このビルだけ何故か中華系ショップで埋め尽くされております。十三の小さな九龍城砦だろうか。1階には台湾料理、2階から上はマッサージ店…

んまあ、なんというか案の定な展開に笑いが込み上げてくる。ご主人様お帰りなさいアルヨってか。

一品料理屋と占い屋を兼ねた謎めいた店まである。やっぱり入りづらそうなので遠慮しときます。次行きましょう次。

ふうりゅうの近くにもう一つ大型店「グランドサロン十三」がある。同様に前時代的なネオン看板の存在感が大きい。時代の変化に呑まれず当時の大型店舗が未だにこうして営業しているというのが素晴らしい。

しかも、店に負けじとどでかい看板が…ちなみにこのすぐ近くにエアロスミスのスティーブン・タイラーが訪れたドンキホーテ十三店があります。もはやジューソーは世界的歓楽街だな。

その近くにはこれまたどでかいネオン看板が目立つ「サウナシャン」。ここもかなり老舗の風格が漂っていて雰囲気が独特である。

店の入口の案内看板もまた昭和テイスト全開で素敵。シャンな男のシャンルーム、気分爽快ラドン温泉。カプセルホテルは一泊3000円。昔も今もサラリーマンの味方っぽい。

そして何より屋上の大型ネオン看板がレトロ過ぎて…たまりませんなあ。

 

サウナシャンの真隣にある「飲んだ喰ったの一番館」なる大型居酒屋店舗。立派なビルをこしらえていて年代を感じさせるが、どうやら廃業してしまっているようだ。これだけ大きな店が出来る程、昔の十三は栄えていたという事か。今では場末臭強まってますが。

「十三の街に合った良心的な営業を致して居ります」。つまり貧乏人向けに安くしてるんだ言わせるなこの野郎という事でしょうか。しかし栄町商店街を外れると途端に寂れてしまうという二極化現象が起きているようで、こちらは陽の目を見なかったようだ。残念。

しかし昨今のデフレ現象の行き過ぎでとうとう一泊380円のホテルまで出現し始めているコアな下町十三。この街もまた大阪激安伝説の一ページを刻もうとしているのか。

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DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。
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