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石切夢観音

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生駒山の麓に広がるまるごと宗教タウン、石切。
そこは「でんぼの神様」として国内外に広い支持を得ている「石切劔箭神社」を中心に、参道には数多くの謎めいた宗教施設や占いの店、なんだかスピリチュアルな空間が濃密に広がるミステリータウンである。

そんな宗教タウンの親玉的存在の石切劔箭神社が、信徒を中心に幅広く寄付金を募り、石切神社上之宮に隣接する敷地に新たに作られた施設、それが「石切夢観音」である。

地下鉄難波駅の構内に何故かこの夢観音の広告が出ているので、一体なんだろうな…と疑問に思った人も決して少なくないだろう。この謎の施設に、今回潜入…じゃなくて参拝を試みたのである。

近鉄奈良線の電車の窓からも見えるので、沿線住民であれば存在自体は知っているだろう。生駒山の中腹にある石切駅を降りて、山手沿いに細い路地を抜けて5分。謎の施設は来訪者を暖かく出迎えてくれる。

これが石切夢観音だ!!!!

ででーん!これが石切夢観音だ!


改めて建物の正面に立ってみるとますます訳がわからない施設である。

本日は閉堂日でございます

しかし行ったタイミングが悪かった。この日は「閉堂日」でございました。
正面玄関の「合掌」の絵がこれまた胡散臭くてたまらなくイイ。

説明

玄関横には、石切夢観音設立の経緯となった説明文が書かれている。
この夢観音、自分の名前を初めて書けるようになった、とある幼児が、夢に見た観音様の絵を描いたものがモチーフになっているのだ。なんだか信心深いお子様である。お手々のしわとしわを合わせて、しあわせ、なーむー。

夢観音の玄関から見える大阪の街

しかし、閉堂日ならばここに居ても致し方ない。また日を改めて出直す事にしたのだった。

石切夢観音に参拝できるのは、毎月1日と毎週日曜日だけということらしい。
なので、日曜日に出直してきた。

開堂日には、しっかりと玄関の扉が開いたままになっていた。横の受付で、入場料となるお札を300円で買ってから中に入る。だが受付に誰も居ないのでしぶしぶ待機していると、近くの草むらで作業中だった受付のオバチャンがすっ飛んできた。

ゆるい。ゆるすぎるぜ!

何故か小鹿(剥製)

意を決して中に入ると、玄関横にはかわいい小鹿ちゃんが出迎えてくれる。しかし剥製だ。
こんなミニ小鹿が実在するわけもないだろうから、たぶん人形なんだろうな、と解釈しておいた。

正面にはご本尊である「夢観音様」が鎮座しているではないか。

夢観音様

…え?

脱力系観音様

なんじゃこりゃ!?

小鹿ちゃんの案内

「人生に夢と希望をお授けになってくださる夢観音さまです。」
ご本尊様のあまりの脱力感にスピリチュアルパワー全開である。
これは見るだけで幸せになってしまいそうな観音様だ。

なんとなくご利益を授かったかな?と思うアナタには、ご参拝記念、石切夢観音グッズもございます。

夢観音グッズ

しかしよくグッズまで作ったもんだなあ。感心するわ。
夢観音Tシャツ、夢きんちゃく、夢バッグ、絵馬など、よりどりみどり勢ぞろい。

寂しいよ

…北朝鮮のデパートじゃないんだから(笑)
他にも1階には、石切夢観音建立に寄与した関西を中心とする政界財界?の名立たる人物の名前が記されている。ご利益高き「石切さん」は多くの市民に絶大な支持を得ている、その事が裏付けられている。

さて、2階に上がるとそこは「開花雲上楽土」。大阪平野が一望できる地上の楽園なのです。

開花雲上楽土

都心のすぐ近くにこんな癒しスポットがあるなんて…さすが宗教タウン石切である。
人生に迷いが生じたとき、重い悩みを抱えたまま苦しいとき、きっとこの地は貴方を助けてくれるでしょう。

大阪平野が一望できます

しかし、本当に誰もお客さん居ないんだな(笑)

屋上のオブジェも凄いw

>石切神社上之宮編へ

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DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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