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超絶悲報!阪神百貨店梅田本店の建て替え工事で「スナックパーク」が2015年2月17日に閉鎖!

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大阪の玄関口、大阪駅前の変貌ぶりは顕著で、年々来る度に「こんなもんワテの知っとる大阪やないで」と嘆きたくもなる程のもの。個人的には最後の砦だと思っていたはずの阪神百貨店梅田本店の地下も、とうとう再開発の波が押し寄せていた。

大阪市北区 梅田

大阪人にはすっかり見慣れた、というか、まさに「空気」のように当たり前に存在していたはずの阪神百貨店地下一階の「スナックパーク」が、阪神百貨店自体の建て替えに伴って本日2月17日をもって閉鎖するというのだ。まさに超絶悲報!あの「スナックパーク」が無くなるなんて、梅田が梅田ではなくなる!そのくらいの出来事だと個人的には思っている。

大阪市北区 梅田

梅田の名物風景の一つであった「スナックパーク」…昭和32(1957)年の阪神百貨店梅田本店開業当時は「おやつセンター」と呼ばれ、その当時から営業を続けていた「いか焼き」を始めとしてコナモンを中心とした屋台料理が十数店舗密集し、立ち食い用スペースが確保されている。

大阪市北区 梅田

スナックパーク名物の「いか焼き」は大阪人のソウルフードとして半世紀以上定着しているもので、よそ者にはたかがコナモンと言われようが、毎日昼夜を問わず店の前に行列ができていたり、行列の前の階段にわざわざ「座り込み禁止」と注意書きが書いてあっても構わず座り込んでお行儀悪くいか焼きを頬張る地元民の姿がある。ネイティブ大阪人にとっては「たこ焼き」以上の郷土食でもあるのだ。

大阪市北区 梅田

で、中の立ち食いスペースに入ると、昼飯時には人とすれ違うのも難儀する程の大混雑を見せており、立ち食いカウンターでは各種コナモン、カレー、ラーメン、うどん、オムライス等、それぞれ客が各々本能の赴くままに貪り食う姿がある。どれを食っても500円台、もしくはお釣りが来る程のお値段。

大阪市北区 梅田

隣でホームレス風のジジイがいか焼きを3つくらい食っている横でスーツ姿のおっさんが味噌ラーメンをズルズル啜って、向かいのババアがオムライスを食って…といった状況で、狭い立ち食いスペースを譲り合いながら共有する。このカオスっぷりはスナックパーク独特のもの。 客層は貧乏人から観光客まで幅広く老若男女問わず。プラスチックの容器に出され、水はセルフサービス、食べ終わったら容器は足元のゴミ箱にポイ。実に合理的である。

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生まれも育ちも大阪の当取材班管理人、帰阪時に真っ先に新大阪駅から一直線でスナックパークにやってきてそれこそ儀式のように毎回食っている「浪速のお好み亭」のモダン焼き&野菜焼きの「たてじまセット」。決してこの店のものが特別に旨いから食いに来るのではない。「子供の頃から当たり前のように食っていたものだから本能で食べに来る」のが正解。

大阪市北区 梅田

「浪速のお好み亭」ではお好み焼、焼きそば、野菜焼・洋食焼の三種がメイン。「たてじまセット」に「とらとらセット」という名称が阪神タイガース文化圏丸出しで笑える。最高額でも税込み566円なのだからそれはそれは良心的ですこと。

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特に野菜焼・洋食焼の場合は大量に買って帰る客がいるので値段の表記は1枚単位で20枚まで税込み価格できっちり書かれていて見慣れないよそ者からしたら「何これ?」と言いそうになる事請け合い。なお、野菜焼と洋食焼の違いは、具のキャベツ・天かす・青のり・紅生姜に加えて「桜えびとネギが入っているかいないか」の違いである。

大阪市北区 梅田

なお、スナックパーク閉鎖に先立って、既に同百貨店地下二階にあった飲食店街「フードテリア」は2014年3月31日をもって営業終了してしまっている。こちらはちゃんと座席もあって、スナックパークより「高級感のある」お店が中心となっておりました。

大阪市北区 梅田

そんなフードテリアで食えたのは「お好み焼き定食」…都市伝説みたいに思われているが、大阪では普通に「炭水化物をおかずに炭水化物を食べる」のです。

大阪市北区 梅田

決してデパ地下だからと言って高級路線にならないのが阪神百貨店の良さであり、ちゃんと沿線住民の生活文化を尊重していたはずの庶民的な百貨店だったはずだが今となっては阪急と一緒くたになって「阪急阪神ホールディングス」ですか…時代は変わりましたね…

大阪市北区 梅田

サラリーマンや一般庶民の居場所も無くなるけど、ホームレスの居場所もどんどん無くなりつつある2015年の梅田地下街。ますます「梅田が梅田でなくなる」気がして一抹の寂しさを感じますが、皆さんどう思われますかね。

なお、スナックパークにあった一部店舗「いか焼き」「浪速のお好み亭」「御座候」「元祖ちょぼ焼」は2月21日に同百貨店内の西側に移転して「スナパー」として再開する予定だが、従来通りの立ち食いスペースは無くなるらしく持ち帰りのみになるらしいので、客が一堂に会してコナモンを一斉に喰らう独特の光景は、もう見られなくなるだろう。「店舗数が少なくなるので名称もコンパクトに」という理由らしいが、「スナパー」って略するの、いかにも大阪的ですね…


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DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。
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