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ボロボロのアーケード、レトロ喫茶の残骸、もはや絶滅寸前か…出屋敷中通り商店街 (全2ページ)

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兵庫県尼崎市…大阪市に隣接し、阪神工業地帯の一角を成していながらもそこは大阪府ではない隣の県の都市…この尼崎と言えば最近はめっきり角田美代子のイメージばかりになってしまっている訳ですが、たまには他の話のネタもないものかと考えていたんですがね…

尼崎市 出屋敷

今回やってきたのは阪神電鉄尼崎駅から一つ隣駅にある「出屋敷」という街である。各駅停車しか止まらない出屋敷駅でわざわざ降りるのは地元民か、もしくは当駅が最寄りにあるあの「かんなみ新地」に足を運ぶ客なのか…といった所。で、駅前に真新しいビジホができていたのでここで一泊して尼崎市内を巡る事にした。客が男ばかりなのは、やっぱり場所柄ですか?

尼崎市 出屋敷

出屋敷駅前にある「出屋敷商店街」と書かれたアーチの掛かった道を北方向に進むと国道2号とかかんなみ新地の方に出られる。道沿いのは確かに商店街らしき残骸が見られるのだが、すんごいボロい…

尼崎市 出屋敷

この「カフェ&パブMORE」なんてとっくに廃墟化してるみたいで化石のような佇まいを晒しているがそんな廃墟に似合う共産党ポスターがさすが工業都市尼崎といった感じになっております。

尼崎市 出屋敷

そんな道すがら、路地を東方向に入っていくと道幅も随分狭い、ここにも商店街の成れの果てみたいなものが残されている。ぽつぽつ個人商店とかお好み焼き屋はあるのだが、今見れば裏通り的なものにしか思えない。

尼崎市 出屋敷

路地にある宝来湯という銭湯を目印に、つい三年前までこの路地がどのような場所だったのかを振り返る事にしてみよう。

尼崎市 出屋敷

3年前、2011年初旬にこの場所を訪れると、この路地の上にはしっかりとアーケードが築かれており「出屋敷中通り」と書かれた看板が掛かっていたのだ。

尼崎市 出屋敷

先ほどの写真とほぼ同じ場所からの眺め。アーケードがあるのと無いのとでは随分印象が変わる。相当古くから設けられていたアーケードに違いない。錆がトタンを伝ってそこから太陽光が漏れて路地を錆色に染めている。

尼崎市 出屋敷

道幅は2メートルと少しくらいしかない程に細い路地に約150メートルのアーケード商店街が連なっていた。我々が最初に訪問した2011年初旬からの3年以内にこのアーケードは取り壊された事になる。

尼崎市 出屋敷

随分とアーケードの劣化が進んでいて、アーケードの一部を成していた雨よけのトタンが外れてぶらんぶらんと宙を舞っていたりと見た目にも危険。店も廃屋が多く、相当廃れっぷりが酷い。

尼崎市 出屋敷

「危険!!頭上ご注意!!」とか言われてもいつ何時落ちてくるか分からないものを常に注意しててもとても避けられる自信がないです。

尼崎市 出屋敷

こんなレトロ過ぎて悶絶しそうな店構えの美容室もあって、出屋敷中通りの昭和遺産ぶりは注目に値するものであった。尼崎で商店街と言ったら、やっぱり賑やかな中央・三和商店街あたりに人が流れていくんでしょうなあ。

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DEEP案内シリーズ管理人。大阪ベイエリアの貧民窟育ち。独自のひん曲がった視点で街歩きを続けております。2008年より上京。関西に留まらず全国、海外に取材対象を薄く広く伸ばして来ました。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。
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