「弁天町・西九条・九条」DEEP案内マップ

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今でこそ寂れきった街だが、九条エリアは、近代大阪の発展の基礎を担ってきた街でもある。
近くには、明治時代に整備された川口外国人居留地と、大阪府発祥の地で初めて府庁が建設された江之子島もある。
九条は、そんな明治時代の大阪の下町として、こう見えても長い歴史を秘めている。

九条駅
大阪の西区にかつては「西の心斎橋筋」と言われるまでの賑わいを見せていた「九条新道」という通りがある。

九条駅

九条という地名については、周りに八条も十条もないのになぜ九条だけが?という疑問が沸き立つ。
地名の由来は京都の九条から来ているというがどうも正確な話ではないようだ。
もっとも、街が出来たばかりの頃、衢壌島(くじょうじま)という地名だったらしい。(→詳細
あまりに難しい字なので「九條島」に改められたという説が有力のようで。

キララ九条商店街

大阪市の土地信託事業最大の負債682億円

JR大阪環状線と地下鉄中央線の駅が交差する、大阪ベイエリアの玄関口、それが弁天町駅。
鉄道マニアとお子様大喜びのスポット「交通科学博物館」がある以外、あまりこれといったものもなく印象の薄いエリアではある。だが、駅から国道43号、阪神高速の高架を挟んだすぐ向かいには、目を見張るような超高層ビルが3本も並んでいる。

弁天町ノッポビル
(写真は天保山渡船場から撮影したもの)

そのうち、一番新しい色違いのビルは2006年に完成したばかりの超高層分譲マンション「クロスタワー大阪ベイ」だが、残る2つのビルは、大阪市が主導で開発した弁天町駅前開発土地信託事業により1993年に誕生した巨大複合施設「オーク200」のものである。

「安治川トンネル」は日本初の沈埋トンネル

大阪の片隅に、日本でも珍しい、川底を通る歩行者用トンネルが存在する。
その名も「安治川トンネル」。できたのは相当昔のこと、昭和19年に、西区九条と、此花区西九条の間を流れる安治川の間に通されたトンネルだ。

安治川トンネル入口

この場所は船舶の出入りが多いため、船を通す必要性から橋を架けるとするなら高い橋を架ける必要があった。だが、戦時中ということもあって、橋を架けるのではなく川の下からトンネルで繋ぐという方法をとったのだ。

2009年開業の阪神西大阪線

JR大阪駅から環状線で3つ目の駅、西九条。
梅田から三宮を結ぶ阪神本線の大物駅から枝分かれして伸びている西大阪線の終着駅でもある。

この西大阪線、なかなかローカルなニオイをプンプン匂わせるディープ路線でもあるのだが、使われている電車もかなり年季が入っていて、昭和の雰囲気をバリバリ残している。そんな電車に揺られながら、伝法町、四貫島商店街の下町ゾーンを抜けると、西九条駅の手前から随分高い所まで電車が登っているのに気がつくだろう。

ビルの7階くらいの高さはある橋の上を行く電車は、下から見てもなかなかスリリングな風景でもある。

阪神西九条駅

その線路のドン突きにある阪神西九条駅。今は片側ホームしか使われていない。線路の途切れた先の真下には、JR西九条駅があり、構造的にも阪神の高架線がJR線を跨いで、その向こうに抜けていきたくて仕方がない姿が見られることだろう。

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関西探訪ライター「逢阪まさよし」率いる取材編集班が、大阪周辺のあらゆるディープスポットの 情報を取材写真と共に惜しみなく垂れ流している、タウンガイドサイトです。
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