自然を破壊して「水と緑の健康都市」を標榜する役人ゼネコンの傲慢さ
大阪府箕面市。大阪・梅田から阪急電車宝塚線・石橋経由で約30分。
こんなに都心から近い場所に、関西屈指の紅葉の名所として有名な景勝地「箕面の滝」を抱える、極めて自然環境に優れた街がある。
その「箕面の滝」が今、危機に晒されている事をご存知だろうか。
事の発端を知ったのは、またしても毎日放送「VOICE」06年12月14日放送のこの記事からだった。
「衝撃の真相 “箕面の滝”は人工滝だった!!」
残念ながらVOICEの記事は削除されているので代わりにこちらでも。
箕面の滝「人工滝」に トンネル工事の影響で水量減|話題|社会|Sankei WEB
実は箕面の滝の山の裏では巨大道路トンネル工事が進められていた。新御堂筋(国道423号線)のドン突きから箕面山脈をぶちぬいて止々呂美地区を結ぶ有料道路。その名は「箕面グリーンロード」。
さらにトンネルの先には巨大なニュータウン開発事業が着々と進んでいた。
「水と緑の健康都市・箕面森町(みのおしんまち)」は総事業費985億円を投じ大阪府とゼネコン合同で推し進めてきた計画である。
1997年にニュータウンの計画が開始されたが、1999年にオオタカ営巣などが確認され、一旦開発は中断している。その後、規模を縮小して開発を行うことになった。出来上がったニュータウンは、バブル崩壊後の地価の下落も相まって、どう頑張っても黒字に転換することはできない。
さらに具体的な数字として挙げている「赤字750億円」は箕面森町の土地が全部売れたことを前提とした額で、実際はさらに損害額は大きいことが予想される。売れない土地は箕面森町の開発に関わった職員が責任を持って購入しましょうw
箕面森町の公式ページ
しかしこのトンネル工事が元で箕面山脈の水系が変わってしまい、水が流れなくなった川があちこちに出てきてしまった。
MBS VOICEの取材では水が無くなりただの谷に変貌した川の姿が克明に映されていた。
そして箕面の滝に流れる水の量も以前の3分の2になってしまったというのである。
(比較:「箕面の滝」Googleイメージ検索)
このままでは、関西屈指の名所が危ない。
そこで当事者である大阪府道路公社は、
地下水をポンプで汲み上げて箕面の滝に水を流すことにしたのだ。
そのために必要な電気代は年間3000万円。
今後、箕面の滝の体裁を保つ為、永遠に必要となる経費である。
これだけ明らかに自然環境を破壊し、そして大阪府民の税金を
食い物にしながら「水と緑の健康都市」を名乗るにはおこがましい。
私は07年のゴールデンウィーク中に千里中央にある「箕面森町」のインフォメーションセンターへと足を運んだ。だが、せっかくの顧客獲得のチャンスとなるはずの連休時期に、センターはしっかりと休みを取っていた。
全く、商売をやる気が伺えない。
仕方がないので、箕面市山中にある箕面森町の開発現場へと向かったのである。
[map:34/52/22.761,135/27/25.695:W]
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