引き続き「淡路島ナゾのパラダイス」の本丸を攻略していこう。しかし最初に招かれた「たぬき御殿」の中の展示物だけで我が取材班の男衆一同は一様に脱力感に苛まれヘロヘロになっていたのである。恐るべし、パラダイスの主・東田氏!
諺を思い出せ!男と箸は固くあるべきやろ!
再び気を引き締めて展示物を見て回る事にする。
たぬき御殿を出ると、エンドレスで怪しげなVTRが流れる謎の空間が現れる。そこには「チンチン音頭の由来」と称して、淡路島ナゾのパラダイスの公式テーマソング「チンチン音頭」が流されている。
♪チンチン いっぱい うれしいな
などと終始卑猥な歌詞なのだが、元は「らくがきソング」とタイトルがついていたご主人のオリジナルソングだったものに「チンチン音頭」と命名したのが「たけしさん、さんまさん」であると説明されている。
さらに読売テレビが取材して帰りましたが放送できないことがわかり...と書かれているがその部分だけが大いに同意できる。
こんなもん放送できるわけないやろ!
古びたテレビには延々と水仙郷をバックに女性らしきものが映った古びた映像が流されている。使いすぎてビデオテープが擦り切れそうになっているのか何の映像なのか判別できないほど乱れている。その後ろにはこの場ではとても放送できない絵が...
館内をさらに見回すと、床やテーブルの上などには過去のヌード写真カレンダーがこれでもかと並べられている。ご主人お気に入りのAV女優だろうか。きっと毎晩のオカズの足しにしていたに違いない。
よく見るとヌードカレンダーの大半に「辻自動車整備工場」の名前が刻まれている。近所の車屋だろうか。素晴らしいご近所付き合いだ。
ご主人考案の女性占いはまだまだネタに事欠かない。パンティの脱ぎ方とまで来られるともはやこじつけではないような気がするが、パラダイスの主にとってはひたすら女性の生態は研究対象でしかないわけだ。
日本全国には大小様々な秘宝館的施設が存在するが、淡路島ナゾのパラダイスの場合はひたすら館長である東田宣学(芳高)氏の独自研究とコレクションに尽きる。
本人曰く「金を掛けずに作りたかった」とのこと。
東田夫妻が手塩にかけて作り上げた水仙郷は1970(昭和45)年に初めて一般公開された。しかし水仙の花だけじゃ見所に乏しいからと、ひっそり傍らに秘宝館を開いてから現在に至るまでに集められたエロの集大成。まさにハングリー精神の結晶である。
単刀直入な疑問だが、性の求道者を突っ走るご主人と奥さんとは仲良くやっていたのだろうか(笑)
もっとも、テレビや雑誌に頻繁に取り上げられた最盛期にはエロ系のライターやAV女優・監督なども遊びに来てさぞ賑やかだったそうだが、淡路島の一番奥にあるという地理的悪条件はどうやっても拭えない。当日、パラダイスの中には我々以外にお客が全く居なかったのだ。
そうこう思っているうちにも「らくがき帳」はさらに過激な方向へと突き進んでいく。
所々怪しい日本語だが全て手作りなのだと思うと健気で可愛くも思えるらくがき帳コレクション。どうでもいいが「ベニス」って何だ。水の都か。
四方八方に性の薀蓄が散乱しているので目で追いかけるだけでも大変なのである。よほど好きなんだなぁと思いつつも性交の回数は意外に控えめな値を推奨している。またやり過ぎないことが長生きの元とも書いてある。
「女性の陰名」に男どもは誰もがロマンを抱く時期はあるもの。オランダのスケベニンゲンやら保土ヶ谷バイパスやらラムサール条約に守られた湿地帯、漫湖で写生大会とかでいちいち喜ぶ健気でアホな心を忘れないで生きていこう。
色々ありすぎてどこから手をつけたらいいかわからないパラダイスであるが最も有名なのが「いくときあの声ベスト順位」と書かれたこの表の存在だ。
第十二位はチャーハンでも作るのかといった感じだし第十四位が何故か抜けてたりツッコミどころがありすぎだが、第十七位はヤバすぎるだろこれ。
でも個人的に一番気に入ってるのがこれ。
別格・言葉なくして(アッウッ)
で、結局らくがき帳の「ベニス」は最後まで訂正しないつもりか。






コメントする