次なる場所は「生國魂神社」の真裏にある公園。
これまた、何の変哲もない公園で、住人であろうとも前を通る人にとって見過ごしていても不思議はない。
しかし、この公園の奥に目を見張るような廃墟が存在する事は、あまり知られてはいないだろう。
公園の一番奥に見える「HOTEL」の文字の看板。
しかしそのいでたちはとっくの昔に消えて無くなったかのような前世代の遺産ともいえる風情を残す。
さらに近づくと、そのホテルの廃墟の外観が公園から拝む事が出来る。
まるでドラクエに出てくる城の廃墟みたいだ。さしずめ天王寺のムーンブルク城。
そして窓という窓にはベニヤ板で目張りがしてある。
意外にも建物の一番奥が住居らしきスペースとなっているのだ。
土地の所有者らしき主の車もカバーがかかったまま一体何年放置されてるねんといった状況で凄まじいです。
よく見ると時折建物の中から物音がするので誰か住んでおられるかも知れません。
もっとも、住んでいるのは人間じゃないかも知れませんがね。
割れた壁の中からは夥しいゴミが詰まっているのが見える。恐ろしい。
現場を見ないと状況が理解できないと思うのだが、どこまでが公園の敷地でどこまでがホテルの敷地なのかさっぱりわからんのだ。
ホテルの廃墟なのか、もしかしてそれ以前の物なのか知らんが、赤レンガで囲われた井戸か煙突のような構造物が確認できる。
上町台地に眠る大阪民国の闇の魔王が破壊したのか、遥か東の大国が送り込んだB-29という戦闘機が破壊したのか、それは定かではない。
鬱蒼とした緑が、気の遠くなるような時の流れを演出する。
上本町のハイハイタウン周辺の土地といい、一体この界隈はどーなってんだか。
こんな都心でまともに開発の手が入らないのは、廃墟マニアには美味しい要素かも知れんが、都市の機能としてはいささか血流不全であるとも言える異常な状況。
一方で、上本町駅の東側は急激に再開発が進んでおり、超高層タワーマンションが建つ「綺麗で無機質」な新しい街に生まれ変わろうとしている。
そうなる前に建っていた、往年の大阪赤十字病院の建物も、レトロ建築マニアには垂涎の的だった。
綺麗でお洒落でコンクリートジャングルな街と、戦後のドサクサが残ったまま濃密な時間の流れを感じられる駅前横丁、「大阪DEEP案内」的にはどちらが良いか、答えは必然的に後者になるのである。
しかしこのゴミ溜めの量は半端ないぜ!!!!
そのゴミの大半がパチンコ屋から出てきたゴミだという事にも驚きだが。
こんなゴミ溜めにまで大阪民国の闇社会が凝縮してるだなんて素敵すぎます。
ホテルの名前は「園」。
ミステリアスでアンダーグラウンドな秘密の花園でした。





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