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大阪裏ターミナル「上六・谷九」 (3) ラブホに囲まれた幼稚園

生の解放と性の解放が入り乱れるオカルティックな街

お次は、大阪裏ターミナル「上六」と隣接するように存在する「谷町九丁目」に移動。

谷町筋に沿うように夥しい数の寺が建っているこの界隈は、まさに大阪の京都とも言える風景であり、初めて訪れた者は新鮮な衝撃を覚える事は間違いないだろう。

南に下った所にある聖徳太子ゆかりの「四天王寺」やお骨で仏像を作る事で有名な「一心寺」などは京都や奈良に負ける事のない歴史的信仰拠点であり文化遺産のはずだが、その事を当の大阪市民すら知らないという異常事態はまさしく大阪市という無能自治体のアピールの才能のなさをことごとく思い知らされる。

当然のように我々大阪DEEP案内探検隊は寺めぐりという地味なことはやらずに変な建物にばかり反応してしまう。

特に、谷町筋沿いにドドーンとそびえる、巨大な緑一色のモノリス
もう謎過ぎて訳が分からない。

窓一つない壁面。遠目に見たら立体駐車場か何かと思うのだが、近づいてみると「テナント募集」と書かれているではないか。
なんと、普通にテナントビルだった。

しかも入口付近には「個室ビデオ」の看板がデデーンと。
これは怪しいぞ!

テナントの一覧を見ればわかる。ここはどう見てもマトモなビルではないということが。
「3F ぷ」「5F (火の玉の絵)」「6F ビデオ&DVD 桃太郎」
これは何の暗号なんでしょう????wwww

時折、生気の抜けた男どもがこのビルに吸い込まれていくのが見える。

その奥には決して立ち入れない陰鬱な空気が漂っていた。
人生やけっぱち中年男が起こした難波の個室ビデオ店の火災を想起させる。

この窓のないビルの中で、身寄りもない男どもが寄り集まってビデオを見ながらおっきしているのかと想像すると泣けてくる。ネットカフェ難民どころか個室ビデオ難民の数も計り知れないくらい居るんだろうなぁ。

再び、谷九交差点を渡り南側へ。

こっちは、大阪でも指折りの有名な神社「いくたまさん(生國魂神社)」が建っている由緒ある場所。

毎年9月に行われる「彦八まつり」は上方落語界を中心に、桂三枝師匠や大物芸人も訪れる芸能のご利益深い行事である。

しかしその周辺は猥雑極まりない風俗のメッカとも言える醜態を曝け出している。無料案内所があるかと思いきや、大通りから一歩中に入ると...

ラブホ街である。
しかもその数は尋常ではない。

日が落ちる頃には凄まじく煌びやかで艶かしい「夜の街」へと変わる。
なぜこの界隈にラブホテルが乱立しているのか、隣の上本町のカオスっぷりといい、怪しさ満点のエリアである。

極めつけなのが、そんなラブホ街のど真ん中に堂々と「大阪市立」の幼稚園が存在していることだ。

幼稚園の敷地は森に囲まれているが、その周辺は全てラブホテルだ。
子供の成長にはうってつけの環境ですね!

その幼稚園の名前は「大阪市立生魂幼稚園」。
生ける魂と書いてイクタマ。
その隣のラブホテルでは毎日毎日、男と女の性のドラマが繰り広げられている。
もう毎日イクタマ。

そんなラブホ街の幼稚園だが、同行者である天王寺区民の某主婦曰く、すこぶる教育への評判が良いようで、人気の高い幼稚園なんだそうだ。同じ大阪市立でも我が地元港区の貧困層向け保育所とは大違いだな。

そういえば、以前マスコミで、小学校の校庭の真向かいに建つ「偽装ラブホ」が大きく報道された事があった。あれは西区の本田小学校の事だったのだが、校庭の向かいのラブホの窓から全裸のオッサンが手を振っていたのを生徒が目撃した、など、怪しい噂には事欠かない。

きっと、この生魂幼稚園の児童も、毎日大人の営みの光景をどこかで眺めているのかも知れない。ヤバさでは本田小学校の比ではないんですが。教育機関の数百メートル以内はラブホ禁止だとか、そんな法律などあってないのが大阪クオリティなのである。

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このページは、逢阪まさよしが2008年10月 8日 22:22に書いたブログ記事です。

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