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これが尼崎クオリティ (1) 虎キチ商店街

今年も阪神タイガースが優勝するかしないかという話になっていますが、野球に興味のない私としてはいつもどうでもいい話題なのだ。
しかし、阪神タイガースが優勝したときの「虎キチ」どもの大暴れについては、やはり気になる。

どうも、大阪人は誰もが阪神タイガースと一蓮托生で、ファンでなければ非国民(大阪民国において)扱いされるものだという間違った認識が植えつけられているが、もちろんそんな訳がない。

コアな「虎キチ」が居るのは、大阪市内でも、甲子園球場でもない。
その中間にある、尼崎だ。

大阪駅からたった10分の兵庫県。市外局番は大阪市内と同じ06。
なぜこの街が「兵庫県」なのかが尼崎市最大の謎だ。


前世紀においては工業都市として栄えてきた阪神工業地帯の中核的都市。

しかし現在においては大阪市同様、生活保護率急上昇の「福祉の町」である。市民であろうがなかろうが、この街のことをみんな親しみを込めて「尼」と呼んでいる。

その中心である、阪神尼崎駅に降り立った。
阪神電車で梅田からたったの10分。

ちなみに阪神間の地域は、山手側から、阪急神戸線、JR神戸線、阪神電鉄、東西に走るこの鉄道を境に、阪急の北側、阪急とJRの中間、JRと阪神の中間、阪神の南側で、生活している市民の層がくっきり分かれてしまうので面白い。

阪急はお上品、JRは中流、阪神は庶民的、というレッテルがいつの間にか既成事実になっている。それも武庫川を渡る手前の尼崎においてはあまり意味のない話だが。

ええ、尼はまんべんなく下町です。

そんな尼の中心街、尼崎駅と隣の出屋敷駅あたりまでの区間を東西に貫く尼崎を代表する「尼崎中央商店街」を見てみよう。

さすが庶民の路線「阪神電鉄」の駅前にふさわしい、パチンコ屋密集状態でジャンジャンバリバリとした町並み。

尼崎競艇といい園田競馬といい、たいそうギャンブルが大好きなのが尼崎市民の特徴とも言える。

パチンコ屋以外にないんか!この商店街は!
いや、そんなことない。もっと先に行こう。

ジャンジャンバリバリの騒音と歩きタバコの煙に顔をしかめながら前へ進むと「三番街」へと続く。

三番街に入ると、そこから先はどえらいことになっている。アーケードから吊り下げられた、黄色地に黒で「優勝」と書かれた提灯がいくつも見えるのだ。

この商店街は毎年、プロ野球のシーズンが大詰めに差し掛かる頃にテレビで中継が入り、商店街中が阪神タイガースを全身全霊で応援しまくる、「虎キチ」商店街なのである。

何気におもちゃ屋までトラキチ一色である。千社札やらガチャガチャやら色々あります。

阪神タイガース鳥居まで掛かってるぜ!
これを潜れない学会員とかいるんだろうかw

尼崎中央商店街の「三番街」は、アーケードの上さえ見なければ普通の下町の商店街といった印象だが、次の風景を見て完全にノックアウトされた。

なんか、アーケードの上を動いている物体があるんですが...

なんじゃこれは!

鳥みたいな謎の人形が宙を舞っているのです。
虎じゃなくて鳥なんですが。
ぶらさがっている看板にはこう書かれている。

看板には「阪神タイガース優勝祈念! 優勝記念セールまで マジック ●●」とある。
どうやらこの商店街では年がら年中阪神優勝の「マジックボード」を掲げているようだ。

年がら年中クリスマスだバレンタインだハロウィーンだと騒ぐおバカな商店街は数あれど、年がら年中阪神タイガースのマジックが点灯している商店街は日本全国探せどここにしかない。

マジック140とかありえないし。
まさに日本一早い「マジック点灯」wwwwww

こんな虎キチっぷりは道頓堀でも十三でも天神橋筋でもきっと見られない。

尼崎は間違いなく大阪だ。しかもめっちゃくちゃ濃い大阪である。
兵庫県だからとアウトオブ眼中で居た大阪DEEP観光初心者の皆様、尼崎中央商店街に、ぜひ。

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