政令指定都市・堺 番外編 ヘリ落ちた

10月27日土曜日、この日は午後から雨が止むという話だったので、たまにはあまり行く事のない大和川の南側、堺の方に行ってみようかなと思い、御堂筋線の終点なかもず駅まで乗っていった。
南海線に乗り換えて三国ヶ丘方面へ行き、仁徳天皇陵などを回っていこうと思っていたのだが、中百舌鳥駅の改札で大勢の乗客が殺到している異様な光景を目にしたのである。午後3時15分頃だった。

南海高野線

話を聞くと南海高野線の線路上に「ヘリコプターが墜落した」と言うのである。
南海電車は当然動かない。急いで御堂筋線をあびこ駅まで戻り、ヘリが落ちたという現場を見に行く事にしたのだ。

あびこ駅から西へ20分歩き、阪和線の高架下を跨いだ先の遠里小野住宅までやってくると、随分と見物人の数が増えてきていた。その先の南海線は踏み切りの警報音が鳴り続けていた。職員と警察が交通誘導に当たっている。

我孫子前駅で止まる電車

南海線の線路の先、我孫子前駅に止まっていた電車。もしタイミングが悪ければこの電車の上に落ちていたかも知れないのである。怖い怖い。

土手の上には大勢の見物人が

大和川の河川敷を見ると、土手の上には大勢の見物人が現場を眺めている。どうやらあの向こうのようだ。

墜落現場

場所は南海高野線浅香山駅北側の線路上。線路西側が工場密集地、東側が住宅密集地というかなり危険なエリアに落ちたのである。

墜落現場

落ちたのは八尾空港の大阪航空所有、空中撮影などに用いる小型ヘリ「ロビンソン式R22Beta2」。かなりの小型機であったことと、過密気味である南海高野線のダイヤを考慮しても、架線を切断しただけで近隣の家屋や人への被害が全く無かったのが奇跡的だった。それでも乗組員であるパイロットと乗客の2名は亡くなってしまったのだが。

墜落現場

事故から6時間半程で電車は復旧作業を終え運転を再開したそうだが、これが土手ではなく橋の上などだったらさらに時間はかかっていただろう。

警察と見物人

操縦していたのは入社6年の中堅パイロットだったという。咄嗟の判断で、最も被害の少ない場所に落としたものだろうという声もある。だが、近所の人の話によると、きりもみ状態でぐるぐる回転しながら急降下していくヘリを、とてもコントロールできる余裕すらなかっただろうかと推測するのだ。

墜落ヘリが切断した架線

墜落ヘリが切断した架線。
この日は台風が接近してきており大気が不安定で、一日中風の強い日だった。

報道ヘリ

そんな日にも関わらず、しかもヘリ墜落と聞いているのに、周囲上空にはなんと5台もの報道ヘリが低空飛行で飛びまわっていたのである。それが仕事だと言われればそれまでかも知れないが、常識外れな行為に映る。一体マスコミ各社は何を考えているのだろうか。

こっちにも待機中の電車が!

浅香山駅にも、なんば行きの準急電車が止まっていた。よく二次被害が無かったものだと感心する。というか、遊覧飛行ヘリやらマスコミヘリは、もう少し規制を強めてもいいのではないのか。

浅香山駅の改札

浅香山駅

帰りは南海電車の駅も完全に営業中断状態でどうにもならず使えなかったので、阪堺線のチンチン電車で帰ったのでありました。日が暮れたので、当初予定だった堺の街を回るのも明日に持ち越しということに。

参考記事
サンケイスポーツ:南海電鉄の線路上にヘリ墜落、操縦士と乗客の2人が死亡
日刊スポーツ:線路にヘリ墜落、電車通過後わずか90秒
asahi.com:「優秀な操縦士だった」 大阪航空が謝罪 堺・ヘリ墜落 - 関西

参考書籍






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このページは、逢阪まさよしが2007年10月28日 21:08に書いたブログ記事です。

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