歓楽街・十三 (1) バッタモン「鉄わん波平」伝説

中国の「石景山遊楽園」や韓国の偽ブランドや偽スナック菓子など、著作権侵害パラダイス状態の特定アジアの現状を鑑みて、それが国境を越えた先で起こっているだけの話ではないと考えさせるのが、特定アジアの一員・大阪民国の「十三」という街の存在だ。

阪急十三駅

梅田から阪急電車に乗り、淀川の河川敷を跨いだすぐ向こうにある歓楽街、そこが十三。

その駅前に、思わず吹き出してしまいそうな看板を連ねた横丁がある。通称「波平通り」、正式名称を「十三駅前西商店街」という。波平と言いながら姿かたちは鉄腕アトム。バッタモン感全開、というかバッタモンそのものの「鉄わん波平」が商店街のシンボルとなっているのだ。

鉄わん波平

昔「サザエボン」ってのが流行っていたような記憶があるが、これは、その亜種だろうか。

気になって自宅に帰ってからネットで検索すると、サザエボンのキーホルダーが阪急十三駅東口の雑貨屋で売られていたという情報もある。 さらに毎週日曜日に定休日の銀行の前に現れる謎のショップ「TOY魔人」があったという情報もある。

そして思いもよらない事実が判明した。話をまとめてみると「サザエボン」を作っていたメーカーは(株)大成という福岡県の会社。メーカーは福岡だが、ブレイクしたのが、大阪は十三の露店だったという話である。この会社が「サザエボン」「鉄わん波平」などの著作権侵害グッズを次々売り出し、一時期は物凄い利益を上げたそうである。

サザエボンブーム到来で、ブレイクのきっかけとなった「十三」は、あろうことか商店街を挙げてパクリキャラをシンボルに決定し、何の恥じらいもなく「波平通り」を大々的にアピールしたというわけだ。とんだお笑い種である。

その後「サザエボン」「鉄わん波平」は著作権違反で長谷川町子美術館、手塚プロ、赤塚不二夫氏に訴えられて裁判となり製造メーカーである大成が当然敗訴、その間になんと韓国の会社がコピー品「サザエボン」を大量製造、それが日本に出回り、あっという間にシェアを奪われて、東京地裁から差し止め処分を食らう前に倒産するまでに至ったというのだ!(詳細:サザエボン裁判

本家パクリ王国・大韓民国にはさすがにかなわなかったようだ。

十三駅前

そもそも著作権には寛容なのが大阪民国である。中国韓国顔負けのバッタモン文化。その中でも十三は独特の「バッタモン」の街だと確信するに至った。その証拠が阪急十三駅西側に広がる風俗街の存在である。

栄町商店街

大阪・十三「栄町商店街」。大阪有数の風俗街として名高いエロエロタウンだ。

風俗街

地元民に十三が「ガラの悪い街」だと認識されているのは、この駅西側の風俗街があるからだ。

栄町商店街のネオン

夜ともなれば、欲望のネオンサインがチカチカ輝く、それはもうプチ道頓堀状態。風俗やキャバクラ遊びを目当てに、仕事帰りのサラリーマンがふらふら歩いている、そんな場所だ。

ヤングサロンルンルン

のっけから「ヤングサロン ルン・ルン」である。カタカナの「ン」の点がハートマークになっているところなんて基本中の基本なのだが。もう、下半身緩みっぱなし。

ピンクレディー

こちらは「ピンクレディ」。エンドレスで懐かしい曲が掛かっているが歌詞も振り付けも全部覚えている世代ではないので悪しからず。

いわゆるキャバレー

このような年代モノのいわゆるキャバレーもあるのだが、それよりも笑えるのが著作権や商標なんぞどこ吹く風と言うほど豪快なパクリっぷりを露にする、風俗店や無料案内所の数々。

フロミス

「フロミス」w

ジャパネットたかお

「ジャパネットたかお」w

名案内コナン

「名案内コナン」w

無料案内所

無料案内所も数多くある。この店は「お色気」の文字が当局の指示からなのか、消されている。エロを直接喚起させる文章はNGという事だろうか?

風俗だらけ

他にも「ルパン十三世」と書かれたどう見てもルパン三世なキャバクラもあるが、全て紹介しきれないのが残念。実物は是非十三に行って見てください。こりゃ北京石景山遊楽園を笑えませんな。

この開き直りっぷりは一体何だろうか?
まあ、エロビデのタイトルなんかもパクリの宝庫だったりするわけだが。

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このページは、逢阪まさよしが2007年9月29日 14:05に書いたブログ記事です。

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