1987(昭和62)年に「天王寺博覧会」が開催されたのをきっかけに、公園自体を柵で取り囲みゲートを設け有料化した「天王寺公園」。天王寺駅側の入場ゲートは毎朝9時30分に開くまでは外部の人間が立ち入る事が出来ない。昔、ここに自由に出入りできた頃の公園を想像すると、どんな状態だったのかはなんとなく予想がつく。
ここからの写真は2006年4月に訪れた時のものです。
公園の外にはご覧の通り、野宿者の住む小屋がズラリと並んでいるのだ。
JR天王寺駅に面する公園入場ゲート前の広場も、常日頃からこうして多くのオッサンがたむろして、思い思いに時間を過ごしている。ベンチで一日中座ってるオッサンオバハン連中は多分ホームレスだろう。中には飼い犬を連れたオッサンも多い。
本来は市民の憩いの場だが、怖くて近寄れないのか、一般の家族連れの姿はほとんど見かけない。
やはり特徴的なのはあちらこちらで将棋の勝負をしていることだろう。新世界にある将棋クラブでお金を払って打つ余裕のないオッサンらなのかは知らんが、傍から見ると異様な光景に映ることには違いない。
将棋の駒を持つ方も見る方も、その目は真剣。それはいいけど…犬…
さらに天王寺公園横の南側、歩行者通路沿いにはまた沢山のホームレステントが並んでいた。
一般市民はホームレスに対して様々な偏見を持ってしまいがちになるものだが、彼らの多くは自立したいと願っているし、その暮らしぶりも決して怠惰なものではないということが、この綺麗に整頓された小屋の姿を見ても分かる。
その先も、公園の端までテント群は続く。
この通りのテントは電車の窓からも良く見えてしまうので、景観上の理由からか行政の監視の目が厳しいようだ。本来なら全て不法占有物で撤去されても仕方がないテントなのだが、いたちごっこで仕事が間に合わず、どうしても目に付きやすい場所を優先的に…ということかも知れない。
あの「ホームレス詩人」テントの詩集は春バージョンになってました。
でも、天王寺公園の春も、この人にとってはこれが最後の年となったわけである。
なぜか知らぬが大阪のホームレスは飼い犬を所有している者が多い。どこでどう暮らしてきた犬かもわからんやつに、噛まれても知らんぞ。天王寺公園に居る奴らは比較的大人しいですけどね。
結局、公園南側の通りも、2007年になってからは全て工事の為に野宿者を全員立ち退かせてしまっていた。
これもそれも、わずか9日間の「世界陸上大阪」のため。それが終わると、どうせまた元通りなんだろうけど。
参考ページ
天王寺・青空カラオケ - 2ちゃんねるのコテ「ロンメル銭湯兵」氏による天王寺公園レポート。
参考になりそうな書籍
[map:34/38/48.509,135/30/47.845]
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