梅田エリア最後の「猫の楽園」
阪急の東側を中津方面に向かうと、茶屋町というエリアがある。阪急梅田駅から徒歩圏内にありながら長らく開発されていなかった地域だったが1990年代から開発が始まり、現在もじわじわと再開発計画が進んでいる。
茶屋町エリアにはMBS毎日放送の本社や「梅田ロフト」などがある。土日ともなればロフト目当てに買い物or遊びに訪れる客も多い。
茶屋町には古い民家が沢山残っていて、その多くは立ち退きが迫られているが、今でも居住者が残る民家もあるし、使われなくなった民家を再生して店舗にしている所もある。
茶屋町という地名も、昔ここに「鶴乃茶屋」「車乃茶屋」「萩乃茶屋」という3つの茶屋があり、街道を行き来する人達で賑わっていたそうである。
「鶴乃茶屋跡」と書かれた古い石碑が立っている所から中に入っていった路地裏には、石畳の残る昔ながらの下町の風景が残っていた。
廃屋となった民家の後ろには真新しい高層ビルが続々と建ち、この場所だけが時間の流れから取り残されたような感じにも見える。懐かしく古い町でも、そこはもう消える運命にある町。生活の匂いは消えていた。
石畳が敷かれた路地裏の長屋は既に立ち退きが終わっているのか、粗大ゴミが無造作に捨てられている。そこは野良猫の楽園となっていた。
ワシらの住処に何しに来たんや?ってな感じで近寄ってくる猫。意外に人に慣れている。
放置されたマットレスの上で子猫が昼寝していた。
どうやら起こしてしまったらしい。眠そうな顔でこちらを見る猫。
あと十年もするとこういった古長屋は全て取り壊されているだろう。この猫たちも、どこに行くのだろうか。
裏路地からまた表に出ると見えるのは「NU茶屋町」というファッションビルだ。
間もなくこの古い街並みも、見納めとなるのだろうか。
萌えそうな書籍
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