4階建てで、そこそこ大きな建物だが、その異常さは外観からしてわかる。
全ての窓という窓に、所狭しと段ボール箱が積まれているのが見えるだろう。
しかもよりによって某引越センターの段ボール箱である。一体この建物は何なのか。
玄関だったはずの場所も、一面段ボール紙で中が見えないように覆い隠している。
そして玄関扉に張られている紙には何か手書きで書かれていた。
…ロシア語だ。
しかし、表にも大量のわけのわからんゴミが放棄されているのには呆れた。
それは廃タイヤだったり、業者の通い箱だったり、しまいには冷蔵庫や廃車までもが無造作に置かれている。
しかも廃車の後ろには
「おかげさまでゴミNo.1」
なめとんか、ワレ!
一体この建物の正体は何なのか、敷地は誰の所有だろうか。まったくもってミステリーな空間だった。
ところが、この廃墟に隣接する物件は…
…同じく廃墟と化していた朝鮮学校と朝鮮総連の支部だったのだ。
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