駅前一等地に大阪市住まい公社の大規模ビル
大阪・梅田から地下鉄谷町線でわずか二駅、天神橋筋六丁目駅を降りたところから南へ2.6キロメートルもの長い間、途切れなく続くアーケード付の商店街がある。その名も「天神橋筋商店街」。
さまざまな店舗が連なり活気が絶えない、大阪を代表する商店街である。
その一角に問題の建物がある。
「大阪市立住まい情報センター」
立地的に駅前の一等地と呼んで相応しい場所に、区役所でもないのに、なぜこのような大きな公共施設が建っているのか。
嫌な予感がして中を見ると、大阪市住宅供給公社(愛称:大阪市住まい公社)をはじめ、公共施設ばかりで占められる。10階建ての「大阪市立住まい情報センター」のフロアーガイドを見ると、1階2階は三井住友銀行の支店と研修施設になっていて、3階に大阪ガスの店舗がある他はほぼ全部大阪市の施設だ。
こんな立派な建物がある、その横には、所在なさげにホームレスと思しき初老の男性が4、5人座り込んでたむろっている。やはり大阪市はお金のかけ方をどこかで間違えている。
フツーなら駅前というものは人が集まるゆえに地価が高く、だからこそ駅前物件は商業店舗や飲食施設がぎょうさん入っているレジャービルなどがあるのだが、そんな常識が一寸たりとも通用しない大阪市の道理で建物を建てるとこういうことになるようだ。
ちなみに商店街も駅前も店舗でいっぱい。この一角だけが人っ気のない不思議な空気を放っている。
ここの8階から10階に「大阪くらしの今昔館」という謎の博物館があるという情報を聞きつけてやってきたのだ。
入口をくぐると、スーツを着たおじさんが数人立っている他は誰も居ない。やっぱり雰囲気は区役所庁舎みたいである。
件の「大阪くらしの今昔館」はエレベーターに乗って8階まで上ったところが入口だ。
上った先もやっぱり人が少ない。三人居る受付嬢(おばさん含む)は一人しか居ないお客の私を全員で注視。ちょっと困った。
意味も無く恐縮しながら券売機で常設展のみのチケットを大人一枚を600円で購入。「大阪周遊パス」の無料クーポンがあるので活用するべし。
さて、受付のお姉さんにチケットを渡して出撃だ。
エスカレーターで一気に10階まで上がる。すると待っていたのはこんな風景でした。
江戸時代後期の大坂の街並みをまるごと再現したという、この実物大のジオラマ。
これが「くらしの今昔館」の目玉だった。どう見ても建物の外観上では区役所にしか見えなかったのに、中に入るとこんなもんが入っていたとは。
米朝さんの解説を聞いた後、9階に降りて、この町並みの中に入り込むことにしよう。
>後半へ続く。
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大阪くらしの今昔館
大阪市立住まい情報センター
[map:34/42/25.117,135/30/52.693]
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