万博公園エキスポランド (5)

エキスポランドレポートの続編です。初めからお読みの方はこちらからどうぞ

「風神雷神II」の乗り場

問題の「風神雷神II」の乗り場だった所は、看板の類も全て外されがらんどうになってしまっていた。

「風神雷神II」の乗り場

もはやただの廃墟である。目の前には報道陣が20人くらい居た。

売店も廃止されていた

乗り場に付属していたお土産店やフードショップも全て廃止されていた。
これらの建物やコースは、大阪府警の捜査が終了次第、全て撤去され、別のアトラクションの設置が計画されている。まさか「風神雷神III」じゃないだろうな。

以下、「風神雷神II」の事故現場。

「風神雷神II」の事故現場

「風神雷神II」の事故現場

「風神雷神II」の事故現場

「風神雷神II」の事故現場

コースはそのまま残され、事故直後に車体が停止した位置付近は全て白いシートに覆い被され、警察による捜査のために状況保全されているところだ。現場周辺は柵が築かれ、外から見られない状態となっている。

「風神雷神II」の事故現場

傷跡

だが、車軸が破断して脱線し始めた辺りの傷跡は、そのまま外部から丸見えになっている。

傷跡

脱線して浮き上がった反対側の車体が鉄骨を引き裂いている姿が見て取れるだろう。よほど大きな力が掛かったものだと想像できる。そこに人の体が食い込むと、一発でアウトなのは言うまでもない。
三ヶ月間の時間の長さが錆となって現れているのが見える。

ビスタライナーの上から見た事故現場

ビスタライナーの上から見た事故現場

ビスタライナーの上から見た事故現場

園内一周ライド「ビスタライナー」が、この事故現場の真横を通る。ここから柵の内側の様子が分かる。

慰霊碑

事故現場の真裏、柵に隠れた形でひっそりと慰霊碑が建立されている。
改めて、事故の犠牲者に冥福を祈る。

しかし、エキスポランドが今後本当に二度と事故を起こさない、その心構えが出来ているのか?
遊園地全体に漂っていた、なんともいえぬ退廃感、力の抜けたスタッフ、そして経営責任を取って山田社長はじめ経営陣を一新させるなどの大胆な人事異動などの措置は何一つ聞かれる事もない。

そして、厳しく批判された万博協会の天下り役人の存在や、いまなお不透明な経営状況。
非常に前時代的な匂いを感じる。
今後のエキスポランドを思うと、このままではダメだろうと思うのは自然な道理だ。

天漢日乗: 国会質問で取り上げられた山田三郎エキスポランド社長@昭和48年

せめて山田三郎社長は退任、かつて国会でも指摘されていた万博協会と役人の繋がりを断ち切って清潔な状態で新会社を立ち上げて再スタートするくらいの気概がなければ、顧客は納得がいかないだろう。

メンテナンス費用をケチって天下り役人に甘い汁を吸わせているような体質では、またそのうち第二の事故が起こるだろう。そう思わされた一日だった。

エキスポランドはただの遊園地ではなく、私個人の思い出もあるし、35年間、ここに訪れた多くの人々の思い出が詰まった愛着ある遊園地なのだ。本当の意味での再生を、わずかながらに期待している。

なお、大阪府警はエキスポランド社の施設営業部長ら2人の幹部に対し業務上過失致死傷容疑と建築基準法違反で立件の方針だ。山田社長は「検査の状況を知らなかった」ことから立件できず、見送りとなった。

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このページは、逢阪まさよしが2007年8月11日 01:15に書いたブログ記事です。

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