大阪のコリアタウンはいわゆる「オールドカマー」と呼ばれる戦前に日本に移住してきた在日コリアンが暮らす地域の数が多いのが特徴的だが、それとは別に「ニューカマー」、すなわちここ十数年の間に日本に移住してきた韓国人が集住する地域も存在する。
生野区の御幸通商店街からさらに東へ抜け、今里筋を過ぎたさらに先に「今里新地」と呼ばれる一画がある。ここは大阪市内にいくつかある「ちょんの間」と呼ばれる遊郭の名残、料亭を装った風俗店が軒を連ねる怪しげな場所なのだが、昔ながらの遊郭の建物に混じって、韓国人向けの店が数多く存在し、さらに輪をかけて怪しさを増している。
そんな今里新地をぶらついてみようではないか、ということで、近鉄鶴橋駅の隣、今里駅に降り立ったのだ。
近鉄今里駅前では、地元の在日コリアンの一団がビラ配りをしていた。
隣接する東大阪市にある朝鮮学校のグラウンドの一部が、東大阪市の土地だったのだが、その事で話し合いがまとまらずにどうやら揉め事になっているらしい。ともかく、グラウンドを奪うな!という主張がビラには書かれていた。
市有地を12年間占有...大阪朝鮮学園を提訴へ 東大阪市
駅前商店街をそのまま南に200メートルほど下ると、今里新地エリアに突入する。
少し西に歩き、新今里公園の前に行くと、かなり時代錯誤なデザインの「今里新地」のネオンが描かれたゲートが現れる。昼間は閑散としているが、日が暮れると、ネオンが光り、怪しさは全開になる。
今里新地の中は、遊郭だった建物が残り住居と化している所、そして今でも営業を続けている「料亭」、それに普通の食料品店があるかと思えば韓国人向けマーケットや韓国料理店がそこかしこに見られる。
大阪市内の新興コリアタウンにはここの他に中央区島之内エリアもあるのだが、やはり外国人が多い街というのは、街の匂いまでもが外国のそれと同じように感じられてしまう。別に鶴橋みたいにキムチ屋が多い訳ではないのだが、どことなく「異国」の匂いなのだ。
日本語とハングル両方で書かれた、特徴的な店が並ぶ。
さすがニューカマーの街だけあって、ここいらに住む韓国人、日本語が全く通じなかったりします。
本場同様のインターネットカフェ「PC房」もあれば、どう見ても違法にダビングしたとしか思えないレンタルビデオを並べてある店、さらに店先には「韓人新聞」などの現地語新聞が置かれたポストもあり、どう見ても日本ではない様相を呈している。
町並みは、あっちと全く同じだもんな。ある意味、ここに慣れてしまえば韓国旅行も平気になれそうな気がする。韓国に行きたくなったら、大阪南港から釜山に向けて週3便出ている「パンスターフェリー」に乗ればいいのだ。日本と韓国が「近くて遠い国」と言われていても、大阪民国と大韓民国となると、やはり「近くて近い国」なのだろう。
こういう所でも「お国柄」というものは出てしまうものだろうか、ゴミ捨てのマナーもケンチャナヨ、地主が怒ってキレ気味の張り紙を貼り付けている、そのまん前に平然とゴミが積み上げられているのには笑える。当事者には笑えない問題だろうがね。












