なにわの海の時空館 (2)

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なんじゃこりゃ?大阪湾に浮かぶ謎のガラスドーム

なにわの海の時空館レポートの続編です。初めからお読みの方はこちらからどうぞ

コスモスクエア北岸壁、遊歩道の突き当たりがぽっかりと半月状に食い込んだ湾になっており、まるでコーヒーフロートの上に乗っかったアイスクリームのように顔を出している、巨大なガラスドーム。こいつが「なにわの海の時空館」の本体である。

なにわの海の時空館

だが、直接はあのガラスドームの中に入れないので、入場の際は手前にある建物に行く必要がある。

なにわの海の時空館

いつ来ても人影がまばらなのは言うまでもなく…

正面はこんな感じです

入場券を購入(600円、大阪周遊パスに無料クーポンあり、一日乗車券提示で540円)してエレベーターで地下に入り、長さ60メートルの海底トンネルをくぐってから入るという仕組みになっている。

時空通寶

時空館への入場券となるのが、この「時空通寶」と書かれたメダル。こんなトコまで凝ってるのう、と感心させられるのだが、これは入口改札を通る時に使う必要があるため、手元には無くなってしまうのだ…ああ、無情…
2005年1月の来場時には入口にメダル自動販売機が置いてあったが、それが現在では廃止されてしまっていた。

エレベーター

入場ゲートをくぐって、まん前のエレベーターから降りていくと、そこは海底トンネル。

青い照明で薄暗く灯されたトンネルの中は海底をイメージさせる。4つほど光が見える穴が天井にぽっかり開いていて、そこからなんと海の中を眺めることができるのだが、海流が淀んでいるのでまず綺麗に見えることはない。

時空館へは海底トンネルで

たまに魚が泳いでいる姿も見られるが、普段は海藻類がわっさわっさ揺れているだけだ。
とにかく立派すぎて笑えるが、そこを行き来する客の姿は全く居ない。まるで貸切状態だ。

エスカレーター

トンネルを突き当たると、そのままエスカレーターで本体の1階部分へと続いている。
エレベーターの進む先を見上げると正面に見える物体が「時空館」のシンボル的存在、まさに時空を超えて復元された菱垣廻船「浪華丸」だ。

だが、菱垣廻船は後回しにして、まずは案内係にエレベーターでそのまま4階に上がるように言われる。

取材班である我々以外に客が居ないから、何人か居る係員はみんなこっちばかり見るのでなんとも恥ずかしい。
シースルーエレベーターの中でも菱垣廻船のチョンマゲの兄ちゃんに会釈されてしまった。

4階

そして4階に上ってくると、さきほどの菱垣廻船がいかに巨大であるかがよくわかる。

菱垣廻船

あの巨大な船は「時空館」建設時に、ガラスドームと同じようにクレーンで吊り下げられて据え付けられたものだ。これだけ巨大な物体が全て海の上から運ばれているところはさすがに海洋博物館らしい成り立ちではあるのだが。
菱垣廻船はどうやっても館内撮影で収まりきらなかった。

ガラスドームの内側

内側から見ても圧巻の建造物である。海遊館みたいに、きちんと流行っていれば、いくら立派なハコモノを造っても別に何も文句はないのにね。立地の悪さとコンセプトの不明確さが災いして、開業以来ずっと赤字。

90年代後半から大阪市はこのように三セク・外郭団体運営の施設をボコボコ乱発し、その多くは大阪市からの天下り役人を受け入れるために機能してきた。いくら赤字運営だろうがオノレの懐は痛まず、もし破綻しても責任すら取る事もなく、退職金を全額受け取って、何食わぬ顔で消えていくのだ。どうせここにも天下り役人が居座っているのだろうが、残念だが詳しい事情はわからない。


[map:34/38/12.706,135/24/26.194]

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逢阪まさよし
2007年7月、「大阪DEEP案内」を立ち上げ、 サイト上にて大阪のミステリアスでタブーでDEEPなスポットを探検した記録を綴る。 その後、諸般の事情により首都圏(横浜)に移住。 関東一円の怪しいDEEPスポットの発掘作業を行っている。 2008年1月、「東京DEEP案内」を立ち上げる。
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このページは、逢阪まさよしが2007年8月 4日 18:59に書いたブログ記事です。

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